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【親子で学ぶ「スマホのオキテ」】その人はいい人? ネットでの出会いで気をつけたいこと

2014/07/13 12:00 投稿

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今や小中学生の間でもスマホを使って連絡を取り合うことが一般的になっています。親世代としてはどのようにソーシャル時代の子供と向き合ってよいのか悩む人も多いでしょう。

知識がないばかりに、子供との意思疎通がうまくいかなくなったり、見えないところでいじめや犯罪などの危険にさらす事例も後を絶ちません。

本連載では、元小学校教員であり、子供とインターネットに関する数々の事例を取材してきた高橋暁子さんに、子供とスマホの現状や、起こりうる問題への対策などについて解説していただきます。


今やネットで友達を作るのは普通のこと

もうすぐ夏休み。子どものネット利用は、土日などの週末、夏休みなどの長期休暇に増える傾向にある。夏休みは特に長いため、羽を伸ばす子どもが増えてしまうので、保護者は注意が必要だ。

デジタルアーツ調べ(2014年3月)によると、ネットで知り合った人と実際に「会ってみたい」という回答は全体の約4割に当たる38.5%に上る。

「すでに会ったことがある」をふくむ「実際に会いたい」という子どもは、一番数値の高い女子高校生で56.6%、男子高校生が47.4%と、高校生のほぼ半数がネットで知り合った相手と実際に会うことを肯定的にとらえている。

もはや、ネットでの出会いは特別な子どものものではなくなっているのだ。

なお、男子小学生はオンラインゲーム、女子小学生はLINE。中学生はLINE、高校生はTwitterが多いが、Facebookやアメーバピグ、MobageやGREEなどで会っている生徒もいる。

どんなサービスでも出会いにつながる可能性はあるということだ。

信頼できる「あの人」が実在するとは限らない

SNSなどをきっかけに性被害などに遭った子どもは、被害に遭った後でさえ、加害者のことを「悩みを真剣に聞いてくれた。いい人」という。多くの子どもは、「やりとりするとその人がいい人かどうか分かる」と答える。

しかし、警察庁の「コミュニティサイトに起因する児童被害の事犯に係る調査結果について(平成24年上半期)」によると、加害者の43.6%はプロフィールを詐称しており、

「年齢のみ」(48.7%)、
「年齢+職業」(14.2%)
「年齢+職業+性別」(21.2%)

と、合計84.1%の加害者が年齢を詐称していることが分かっている。

ネットでは素性や本心などを偽ることができるということ、ネットでの出会いが持つリスクを子どもに教えるべきだ。そして、子どものネット利用状況や日頃の行動を把握しておく必要があるだろう。


(高橋暁子)

 

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