6月25日、米サンフランシスコにて、「Google I/O 2014」というイベントが開催されました。
このGoogle I/Oとは、Googleが毎年開催する新商品発表会です。日本の携帯キャリアによる発表会や、アップルの「WWDC」(詳しくはこちら)のGoogle版だと思っていただければ間違いありません。
今年も盛り上がった本イベントなのですが、業界向けのものだったこともあり、何が発表されたのかをご存じない方も多いはず。そこで今回は、Google I/Oで発表された新商品の中でも、私達の生活に大きく影響しそうなモノやサービスに絞ってご紹介したいと思います。
Android Wear
今回特に注目したいのは、スマホに使われるOS「Android」を身に着けられる、「Android Wear(アンドロイド ウェア)」です。スマホと連動する、スマート腕時計3種が発表されました。
その内1種はすでに日本でも購入することができ、もう1種も近日発売となっています。詳しくは、以下の記事をご覧ください。
音声反応で検索や質問ができる、スマホを取り出さなくても簡単な操作が時計からできる、などなど。腕時計とスマホのあり方すらを変えてくれそうな新商品ですね。
Android Auto
もう一つ注目したいのが、アンドロイドを車載システムにした「Android Auto(アンドロイド オート)」です。自動車のダッシュボードに、Androidが組み込まれた液晶が付くというもの。
こちらにイメージ動画が公開されています。
「Google マップ」を活用したナビはもちろんのこと、音声入力で目的地指示や周辺情報の検索、音楽のコントロールなどなど。車内で必要なことのすべてが、Android Autoでコントロールできるようになるでしょう。ドラマ『ナイトライダー』が現実になる日も近そうです。
すでに自動車メーカー28社と共同で、本システムを搭載した自動車の開発を進めているとのこと。この中には、日本の自動車メーカーも含まれています。
Android Autoを搭載した自動車は、今年後半にも登場する予定とのことです。楽しみですねー。
なお、アップルも同様に車載システム「Apple Car Play」を発表しており、同社の「Siri(発話解析・認識インターフェース)」を使った音声入力システムやナビをメインとしています。詳しくは、リンク先をご覧ください。
さらに、一部自動車メーカーは、Android Auto搭載車と、Apple Car Play搭載車の両方を開発しているようです。将来的には、同じ車を購入するときに、どちらを搭載するかが選べるようになるかもしれません。
以上、Google I/Oで発表された中でも、特に私達の生活に影響を与えてくれそうなものをご紹介しました。
その他にどんなものが発表されたのかについては、兄弟サイトのギズモードが詳しく紹介しています。興味のある方は、ぜひご覧ください。
(コンタケ)