ホームエンタテインメントのすべてをタブレットに集約できそう。
10.1インチ級で世界最薄・最軽量を誇るソニーの新タブレット『エクスペリアZ2タブレット（Xperia Z2 Tablet）』。明るい大画面と防水ボディ、そしてブルーレイレコーダー等のソニー製品やウェブサービスと連動できることから、家中どこでも映画や音楽を楽しめる端末です。
ここではさっそく、使ってみた感触やサイズ感を中心に、実機レポートをお届けしましょう。今回試したのはWi-Fiモデルですが、2014年夏モデルとしてドコモとauからはLTE対応の端末も発売されますよ。
10インチ級タブレットと感じさせない軽さ・薄さ
直線的なデザインと世界最薄とされる薄さが相まって、まさに「一枚の薄い板」を思わせる第一印象です。内部にコンピューター部品やバッテリーが詰まっているとは一瞬信じられないくらい。
非常に薄いボディながら、簡単にたわんだりするようなこともなく充分な剛性感。さらにIPX5/8等級の防水とIP5X等級の防塵性能を持ち、リビングや寝室、キッチンなど家の中で持ち運ぶのには不安のない耐久性があります。
iPad Airと並べて比較してみた
「薄くて軽いタブレット」と聞いて連想するのは、やはりアップルの『iPad Air』ですよね。そこで両者を実際に手に持って比較してみた印象をまとめてみましょう。
・エクスペリアZ2タブレット＝10.1インチ画面／質量426g／薄さ6.4（最厚部6.7）mm
・iPad Air＝9.7インチ画面／質量469g／薄さ7.5mm
エクスペリアZ2タブレットのほうが防水を実現しつつも40グラム以上軽いのですが、片手で持っってみるとそれほどの違いは感じませんでした。これはサイズ差からくる重心の違いによるものかもしれません。
それに対して画面サイズについては対角0.4インチという数字以上にはっきりと「エクスペリア画面でかいな！」という印象を受けます。
並べて薄さを比較してみたところ。ここではエクスペリアZ2タブレットのほうがちょうどフロントのガラスパネル1枚分薄いイメージ。
つながる、楽しめるアプリを満載
家庭内のソニー製品との接続機能が充実しているのもエクスペリアZ2タブレットの大きな特徴。テレビ等を操作できる「赤外線リモコン」、ヘッドフォンやカメラをはじめ様々な機器との無線接続ができる「スマートコネクト」といった機能がアプリとして組み込まれています。LTEモデルであれば、テザリングをさらに便利にできる「Xperia Link」も使えますよ。
プレイステーションやウォークマンといったソニーらしいアプリもプリインストールされています。
多彩なオプションも魅力的
豊富な周辺機器が発表されているエクスペリアZ2タブレット。今回試してみて「これはいいぞ！」と思ったのが『Bluetoothスピーカードック BSC10』です。タブレットを充電しつつ、ドック内蔵のスピーカーからブルートゥース接続で5W＋5Wの大音量を出せるようになります。NFCにも対応していて接続が簡単なのも嬉しいところ。
ドック設置時には、タブレットに映像を見やすい適度な角度がつくデザインで、見た目にも美しいですね。
今回は試せませんでしたが、タブレットカバーにもなるキーボードやリモコンなどの周辺機器もあり。パソコン的にも家電的にも、いろいろな形で使える可能性を感じます。
映画や音楽、電子書籍やゲームなどをひとまとめにして軽量なタブレットで持ち運べるので、家庭のエンタメ環境が一変しそう。もちろん屋外へ持ち出しても自宅と同じようにコンテンツを楽しめますよ。
なお、Wi-Fi版はすでに発売中で、16GBモデルがソニーストア価格51,000円、32GBモデルで55,500円となっています。LTE版はドコモが6月下旬、auだと7月中旬の発売予定ですので、今すぐ欲しい人はソニーストアのWi-Fiモデルをチェックですよ！
Xperia Z2 Tablet [ソニー]
（ワタナベダイスケ）
