本日Googleは、『Chromecast』(クロームキャスト)の日本国内発売を発表しました。28日発売で価格は4,200円と、Engadgetが伝えています。
しかし、この『クロームキャスト』とは、一体何者なのでしょうか。どうやって使って、何ができるものなのか。そもそも、オンラインサービスなのか、カタチのある商品なのか。
今回は、この『クロームキャスト』について、ご紹介してみたいと思います。実は、とても便利で面白い商品であると、分かっていただけるはずですよ。
『クロームキャスト』の概要
本商品について、ざっくりまとめると以下のようになります。
クロームキャスト3行まとめ:
1: テレビの端子に挿し込む
2: スマホをリモコン代わりにして操作する
3: 動画サービス(YouTube等)を楽しめる
こんな方におススメ!:
スマホは小さいけど、テレビは大きい方
といったところ。もう少し、具体的に見てみましょう。
テレビに繋いで動画サービスを楽しむ
まずは、『クロームキャスト』の基本的な使い方から何ができるかまで、「一体何者なのか」について見て行きましょう。
使い方1:をテレビに接続する
まず最初に、『クロームキャスト』はオンラインサービスではなく、カタチのある商品です。以下の写真をご覧ください。
これをテレビのHDMI端子に繋いで使います。HDMI端子は、ある程度新しいテレビであれば、大体ついているはずですよ。
本体をテレビに接続したら、続いてWi-Fiで無線接続します。これで、使う準備ができました。
使い方2:操作する
『クロームキャスト』は、テレビのリモコンでは操作できません。かといって、専用のリモコンが付いているわけでもありません。
ではどうやって操作するのかといえば、スマホかパソコンを使います。Webブラウザの「Chrome」を使うことで、オンラインから『クロームキャスト』を動かすという仕組み。
スマホをリモコンとして使う、と考えれば分かりやすいでしょうか。
使い方3:『クロームキャスト』でできること
本商品は、「テレビで動画を見る」ために作られました。できることも、動画サービスの視聴を中心としています。
具体的な対応サービスは、「YouTube」、「Google Play」の動画コンテンツに加え、日本版ではドコモの「dビデオ」、auの「auビデオパス」にも対応したとのことです。
また、スマホやパソコンの画面をミラーリング(同じ画面を写す)することもできます。他の動画サービスをスマホで再生して、その画面をテレビに映すという使い方もできますよ。
例えば、「ニコニコ動画」をスマホで再生したら、その画面をそのままテレビに映すことができるというわけです。
また、スマホのように、一般の人がアプリの作成をすることができるようになっているとのことです。新しいサービスに対応したりと、これからできることがどんどん増えていくでしょう。
どんな人にオススメ?
「スマホと大きなテレビを持っていて、パソコンのディスプレイが小さかったりノートパソコンを使っている方」が、最も恩恵を受けられるかと思います。
さらに月額動画サービスに加入していたり、「Google Play」で映画を買えば、より楽しめるでしょう。
逆に、大きくて高価なパソコンディスプレイを使っている方や、小さくて安いテレビを使っているような方には、今のところ不要かもしれません。「テレビが高品質である」という前提のもとに作られた商品のようですね。
ただし、なかなか面白いことが出来る商品の割に、価格が4,200円と安価です。とりあえず試しで買ってみるのもありでしょう。
以上、『クロームキャスト』についての解説でした。動画サービスに、新たな新たな風を運んでくれそうな商品ではないでしょうか。
速報:Google Chromecast を5月28日国内販売。価格は4200円。dビデオやauビデオパス対応[Engadget Japanese]
Pic1,Pic2[Wikipedia]
(コンタケ)