マイクロソフトより、新型タブレット『Surface Pro 3』(サーフェス プロ 3)が発表されました。米国の発表会にてお披露目となりましたが、日本でも夏までに発売されることが決定しています。
現行の『サーフェイス プロ 2』までは、「パソコンとしてもタブレットとしても中途半端」という評価を受けることも多かった本シリーズ。しかし、兄弟メディアであるギズモードによると、今回の「プロ3」はかなりの完成度となっているようです。ビジネスシーンでの活用にも十分堪えうるレベルに見えます。
今回は特に気になった改善点を3つピックアップしてみましたよ。
サーフェスとは
「サーフェス」シリーズは、Windowsの生みの親であるマイクロソフト社製のタブレットです。「マック」パソコンの生みの親であるアップルが、「iPad」を作っているのと同じ。
Windowsでありながら、タブレットなので外で使える点が最大のセールスポイントでした。また、キーボードがそのまま画面カバーになる、「タッチカバー」も特徴です。
進化1: ノートPCライクな12インチへ
「サーフェス」の特徴も分かったところで、今回の「プロ3」を見てみましょう。
まず、「プロ3」は、「プロ2」からあえて大画面化という道を選びました。10.6インチから、12インチへとサイズアップです。
10インチの「iPad」の後に、8インチに小型化した「iPad mini」を出したアップルと逆の方向へと歩を進めました。
これは、「iPad」が「スマホを大きくしたタブレット」であったのに対し、「サーフェス」は「パソコンを小さくしたタブレット」であるという特徴を、強く打ち出した結果と言えそうです。
進化2: 圧倒的に持ち運びやすい
「プロ2」は厚さ13.5ミリ・重さ907グラムありましたが、「プロ3」では厚さ9ミリ、重さは800グラムまで減量。見事なまでの軽量化に成功しました。
大型化しながらも、100グラム以上の減量はすごいですね。これは、アップルの11インチ版『MacBook Air』(マックブックエアー)よりも軽いとのことで、発表会の中では天秤を使った実演までされました。
外で仕事をすることが多い人にとって、軽さはとても重要な要素のはず。大きな進歩と言えると思います。
進化3: ビジネス利用に適したデザイン
米ギズモードによると、ヒンジ(ディスプレイ裏の支え)とキーボードが使いやすくなったとのこと。特に、ヒンジの進化が素晴らしいようです。
今までは止められる角度が固定でしたが、「プロ3」からは好きな角度で止められるようになったとのこと。安定したタイピングができるようになり、パソコンとしての役割をしっかりと果たしてくれるようになりました。
「タイピングのしやすさ」は、仕事の効率に直結する要素です。もっとも進化してほしかった部分が、しっかりとパワーアップしていますね。
「実用面」が確実に上がり、パソコンとしての色が強くなった「プロ3」。ビジネスでも活躍してくれる、すばらしい一台になっていることを期待したいですね。
Surface Pro 3ハンズオン! よりタブレットでよりラップトップな端末に
薄く軽く大きく。Surface Pro 3は12インチ大画面、Airより軽量
Surface Pro 3はマイクロソフトを救うか? 標的はiPadからMacBook Airへ[ギズモード]
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(コンタケ)