家族のパケット量を見てみよう。
先日、ドコモが新プラン「カケホーダイ＆パケあえる」を発表しました（詳しくはこちら）。通話料金が定額という、今までのドコモになかったプランです。
しかしこのプラン、料金の計算がかなり複雑です。説明を一回読んだだけでは、なかなか理解できませんよね。
そこで、この新プランがどういったものなのか、ざっくりとご紹介したいと思います。なお、今回の新プランは家族向けとなっていますので、基本的に4人家族を想定して話を進めていきます。
こんな家族ならお得
この新プランがお得になる家族は、
というケースです。どういうことなのか、もう少し具体的に見てみましょう。
通話をたくさんする
今回の新プランは、通話料が定額となるのが最大のポイントです。そのため、通話料が多くかかっている家族ほど、得になる可能性が高くなりますよ。
通話しすぎて、家族から通話を控えるよう言われている人には朗報でしょう。
毎月のパケット量が多すぎない
新プランでは、毎月使える通信パケット量上限を家族で決めることができます。10ギガ～30ギガまで、4つの中から選べますよ。
そして毎月のパケット使用量は、家族の合計で算出されます。例えば、4人家族全員が1ヶ月で2ギガ分パケットを使ったとしたら、「8ギガ」がその月のパケット量になるわけです。
この場合は、上限を10ギガに設定しておけばOK。上限10ギガのプランは、「通話定額」がついてくることを考えると安めです。
ただしこの通信上限、1ランク上げると料金が結構変わってきます。上限30ギガのプランにすると、かなり通話料がかかっている家族じゃないと逆に高くなるでしょう。
また、パケット量上限は家族で共有となりますので、一人で10ギガとか使うと全員に迷惑がかかってしまいます、そのため、外でYouTubeを見て、パケットを大量消費する人がいるようなご家庭には向きません。
この方式は、タクシーのあいのりだと思えば分かりやすいでしょう。
今までは1人1台でタクシーに乗っていたのが、4人で大きなタクシー1台に乗るようになるわけです（パケット上限共有）。その代わりに、家族の体重（使用パケット量）の合計で料金が変わります。
一人すごく体重の重い人がいるなら、体重制限のない1人1台乗りの方が安くなるという仕組みです。
計算してみよう
では、実際に今のプランと新プラン、どちらが安くなるか計算してみましょう。ドコモ公式に、新プランの料金シミュレーションがありますのでお使いください。
ここで重要なのは、利用データ量を何ギガに設定するかです。これは、家族が現在使っているパケット量をそれぞれ提出してもらい、その合計で決めましょう。
最終的に算出された通信料が今と変わらないようでも、「通話定額」がついてくることをお忘れなく。新プランへの乗り換えを検討する価値は、十分あるでしょう。
パターン無限大
ざっくりと、新プランについて解説してきました。複雑なプランですが、ご理解いただけましたでしょうか。
しかしこのプラン、実はもっといろんなパターンが考えられます。例えば、家族に1人だけすごくパケットするけど通話しない人がいるような場合、その人だけ除いて4人で新プランに加入するなんて方法も考えられるわけです。
また、すまほん!!さんでは、1人で加入する場合も含め、さまざまなケースでの損得を書かれています。こちらも、ぜひご参考にどうぞ。
家族の使用状況を見て、柔軟にパターンを考えてみてください。
新料金プラン「カケホーダイ＆パケあえる」[ドコモ]
（コンタケ）
