先日より、iOS最新アップデートである「iOS 7.1」の配布が開始しました。「Siri」に男性ボイスが追加されたり(詳しくはこちら)する中、実は隠れたすごい改善が行われていたようです。
それは、「iOS 7」をインストールすると動きが鈍くなっていた『iPhone 4』が、「iOS 7.1」ならキビキビ動くようになるというもの。海外のIT情報サイト、Ars Technicaが伝えていました。
これは、今でも「4」をお使いの方には、かなりの朗報ですね。公式のアップデート発表にそのようなことは書かれていませんが、アップル流のサプライズなのでしょうか。
どれくらい動きが良くなるのか
Ars Technica
では、『iPhone 4』に「iOS7」と「iOS 7.1」をインストールした時で、どれほど動作に差が出るのかを検証しています。測定方法は、「アプリを起動してからユーザーの操作を受け付けるまでの時間」を測ったというもの。
測定結果の一部を引用させていただきますと、以下のようになっています。
サファリ:2.05→1.8
カメラ:2.63→2.2
電話:2.37→1.83
メッセージ:2.80→1.5
ご覧のとおり、アプリの起動時間に大きな差がでています。これでもまだ「iOS 6.1.3」の時よりは遅いですが、それに近いぐらいの速さになっていました。
もっと詳しい測定結果はArs Technicaの、ページ真ん中辺りの表でご覧ください。
また、『iPhone 4』では「コントロールセンター」がかなりカクカクしていたようですが、その部分についても大きく改善されたようです。
「4」最後のアップデート?
「4」と言えば、今からもうすでに4年近く前に発売された、4世代前の機種です。そんな古い機種が、最新のOSでちゃんと動くようになったのはすごいことですね。
しかし、もしかすると「iOS 7.1」は、『iPhone 4』で使える最後のアップデートになるかもしれません。まだどうなるか分かりませんが、そういった意味での処置という可能性も。
ともあれ、今回の「iOS 7.1」は、全ユーザーにオススメできるアップデートと言えそうですね。
iOS 7.1 on the iPhone 4: As good as it's going to get[Ars Rechnica via Cult of Mac]
Pic[Wikipedia]
(コンタケ)