でもね、このくらいがちょうどいいような気もするのよね。
腕時計型やメガネ型などのウェアラブル機器が、これから一気に暮らしに入ってきそうな予感のする昨今。でも身につけるモノが急速に情報化されちゃう事に不安も感じる人は多いんじゃないかしら。「使いこなせるかな？」「セキュリティは大丈夫？」などなど。
そこで、メールの着信などの「スマホからのちょっとした通知」を光や音で教えてくれる適度な距離感のスマートメガネ、その名も『雰囲気メガネ』に注目ですよ。
ITmediaが伝えたところによれば、このデバイスは「メガネのパリミキ」で知られる三城ホールディングスが出資する企業と、情報科学芸術大学院大学（IAMAS）、株式会社 間チルダの共同開発で、現在バルセロナで開催中のテクノロジー展示会『モバイル ワールド・コングレス』にて発表されたのだそう。
公式サイトで明らかになっている情報を読む限り、専用アプリをインストールしたスマホから必要な情報をメガネ内蔵のLEDライトや小型スピーカーで伝えてくれるようですね。
グーグルグラスのように、カメラ撮影や検索といった複雑な機能が使えるわけではありませんが、まだ人類がウェラブル機器に慣れていない現在では、むしろこのくらいでちょうどいいかな...とも思えてきます。
電話やメール、SNS等の通知以外にも、一定間隔でLEDを光らせる「タイマー・テンポモード」や、入力したテキスト文書をモールス信号に変換して点滅させることも可能。
また「あざやかな光のグラデーションでディスコやパーティーで目立てる」なんて謎機能も搭載されていますが、通勤中や夜道で誤作動させてヘンに悪目立ちしてしまわないように気をつけなきゃね。
サイトからスペックを抜粋すると、以下のリストのようになります。
重量： 38.5g
通信： Bluetooth 4.0 Low Energy
バッテリー： リチャージブルリチウムイオンバッテリー内蔵
LED： フルカラーLED 6基
オーディオ： 小型スピーカー 1基
センサー： 照度センサー、加速度センサー
まだ市販化などの詳細は不明ですが、製品ページからはメールで問い合わせができるようになっています。何と言ってもネーミングがいいですよね、雰囲気メガネって。けっこう気に入っちゃいました。
[FUN'IKI Ambient Glasses | 雰囲気メガネ via ITmediaエンタープライズ]
（ワタナベダイスケ）
