現在、クラウドメモには、2つの人気サービスがあります。『Evernote』(エバーノート/レビューはこちら)と、『Google Keep』(グーグル キープ/レビューはこちら)です。
先にリリースされたのは『エバーノート』で、筆者は長らく使用していました。『Google キープ』は、後発のサービスだったのです。
以前、それぞれのサービスの差についてこちらの記事でまとめましたが、あれから9ヶ月。筆者は、完全に『Google キープ』ユーザーになっていたのでありました。
ササッとメモりたい
筆者が『Google キープ』に乗り換えた最大の理由は、その手軽さです。
いざ「メモをしたい」と思った時、もしくは取っておいたメモを読みたいと思った時。『エバーノート』だと、ノートブックや、ノートの選択をしなければなりません。
一方、『Google キープ』なら、何も考えずに開いてメモを取っておけばOK。あれこれ考える必要がありません。
『エバーノート』でも、何も考えずメモを取って後から整理することはできます。しかし、この「後から整理する」というのが、やはり手間に感じました。
いっそ整理せず、新しいノートブック一つで新しいノートだけ作り続けてもいいのですが、それなら整理しないことを前提に作られた『Google キープ』を使ったほうがいいです。
イベント会場なんか立ったままその場でメモをとる時とか、『Google キープ』の方がいろいろ楽なんですよねぇ。
性格的に...
筆者は、基本的にガジェットを何でも「スッキリ」させたくなるタイプです。ブックマーク数は最低限ですし、ブラウザのタブは10個以上開きませんし、パソコンのデスクトップにはアイコン非表示にしています。
その考えはオンラインサービスでも同様で、使い終わったメモはすぐに消すタイプなのです。そして、メモ数も最低限にしたいという思いがあります。
『エバーノート』が多数のメモを残しておくことに向いているのに対し、『Google キープ』は古いメモを大量には残さないような設計です。筆者の性格的に、『Google キープ』のデザインのほうが向いていると思いました。
アカウント
最後に、『Google キープ』はGoogleアカウントで使えるという点があります。新しいガジェットを使う際、Googleにログインさえしていればそれだけで使えます。
『エバーノート』を使おうと思うと、さらにもう一回のログインが必要になってしまうわけですね。これが、どうしても面倒に感じてしまったのでした。
以上、筆者が『Google キープ』に乗り換えた理由3つをお送りいたしました。乗り換え済みの方の多くは、同じような理由だったのではないでしょうか。
ライトユーザーな皆さんには、一度『Google キープ』をお試しいただきたいところです。
とはいえ、大量にメモを残す必要のある方は、今でも『エバーノート』を使い続けられているのではないかと思います。編集長オサダは、「エバーノートが手放せない」と言っていました。
自分に合った選択をして、快適に使っていきたいものですね。
(コンタケ)