本アプリ『Socl（ソーシャル）』は、あのマイクロソフトが作ったSNSです。地雷臭がするとか、言わないであげてください。まあ、その感覚は分からんでもないですが...

あえて、まず最初にイマイチなポイントを挙げておくと、現在、公開はされているものの、実質はまだベータ版と変わらないということで、若干動きが重たいです。
そして、フェイスブックやGoogle＋と比べて、驚くほどの革命的な違いがあるというわけでもありません。

しかしながら、本アプリには、少しばかり他のSNSとは異なった特徴があるんです。
　

写真をアップする時に、複数の写真を簡単にコラージュしてアップすることが出来ます。

アップした本人とっては想い出の写真でも、見る人にとってはサクっと見流しておきたかったりするものがほとんどですから、これはコンパクトにまとまって良いですよね。

また、タイムライン的な「Socl（ソーシャル）」画面以外に、自動的にカテゴリー別に仕分けてくれるインターフェイスも持っています。

画像だけを集めた「collage（コラージュ）」
動画だけを集めた「party（パーティー）」
文字付きの画像を集めた「picotale（ピコテール）」
そして「Vine」っぽいショートビデオを集めた「blink（ブリンク）」

『Socl』は、フォローしている人の投稿だけを表示させることも出来る（他のSNSはそれが基本ですよね）んですが、基本的にはユーザー全員の投稿が閲覧できる形ですので、検索性を上げる目的で、上記のようになっているのだろうと思われます。

今はまだリリース初期段階ということもあって、筆者がアップした日本の某ガールズバンドの画像に、日本のバンドが好きな「Socl」の開発マネージャーが食い付いてきてくれて、ちょっとした音楽談義が弾んだりなんてこともありましたよ。

「Settings」の中に、日本語で使えるように設定する項目があります。
筆者の環境では英語のままでしか使えませんでしたが、筆者の端末固有の不具合である可能性もありますので、興味のある方は試してみてください。

アップルがiTunes内に「Ping」ていうSNSを作ろうとして黒歴史となったりとか、SNSの世界は大資本があるから成功できるというものではないんですけど、かといって、マイクロソフトにチャンスがないというわけではありません。

「俺知ってたわー、初期の頃からアカウント持ってるわー」なんて言いたい人は、とりあえず登録しときましょうか。

（田中宏和）