その昔、あるミリオンゲームを作ったゲームクリエイターに「究極のゲームとは何ですか？」と聞いたことがありました。すると、答えは一言「麻雀だね」と言われました。

理由を聞いてみると、麻雀は勉強すれば実力は確実に上がるが、プロが初心者に運だけで負けることもある。この実力と運の絶妙のバランスこそが麻雀が究極だという所以（ゆえん）なのだと教えてくれました。ふむ、言われて納得です。

さて、前置きが長くなりましたが、そんなことを思い出しながら、『NET麻雀　MJモバイル』をダウンロードしてみました。メニューを見る限り、モードも充実していて、すこぶる楽しそうです。
　

美しく手軽にできる究極の麻雀

最初に目を見張ったのは何といってもグラフィックの美しさです。ニョキと手が伸びて、いちいち崩れた配牌を整理する演出を初めてみたときはなんて憎い演出だと思いました。制作者のリアルへのこだわりが垣間見れます。

次に感心したのは、すぐにメンバーがそろって遊べる気軽さでした。早くて数秒、遅くても1分もしないうちに4人のメンバーが集まり、サクサクとプレイすることができました。

また、ネット対戦によくある、プレイヤーが離脱してしまう問題です。音信不通になったメンバーは、コンピュータが代理で指すことになり、テンションがダダ下がりするのですが、そのような機会はあまりなかったのは好印象でした。

操作性はiphoneの画面が小さい分だけ、やや難はありますが、それもはじめの2、3局までで、慣れてくれば全然問題なく遊ぶことができました。

気づくと時間を忘れて何局も遊んでしまいます。その度に、自分の対戦データが残り、段位が上がっていく楽しみも病みつき要素のひとつです。

ポイントを稼ぐと、自分のアバターをアレンジすることができます。アバターにまで凝り出したら、さらに病みつきになりそうです。

思えば自分のコンピュータ麻雀歴も20年以上を数えます。ファミコンの麻雀でコンピュータ麻雀を知り、ゲーム喫茶での脱衣麻雀でコンピュータの可能性を知り、東風荘で対人戦の面白さを再認識し、スマホの対戦型麻雀アプリで「いつでも」に「どこでも」という手軽さが加わりました。

今まさに麻雀にハマってる人も、久々に打ちたくなった人も、『NET麻雀　MJモバイル』で遊んでみるのはどうでしょうか。これは胸を張ってオススメできます。無料ですし、麻雀好きがダウンロードしない手はないと思いますよ。

（眞形隆之）