「ふははは、他社のスマホなど皆、我が社の固定電話機に取り込んでくれるわ!」
と、ラスボス風に言ったかどうかは定かでありませんが、とにかくパナソニックが手持ちのスマホを子機として登録できる固定回線用コードレス電話機『VE-GDW03DL』を11月14日より発売すると発表しました。
スマホ連携機能を別としてもモノトーン&直線基調の緊張感あるデザインがビシッとキマッてる、オフィスや書斎に置いておきたくなる電話機です。
ふはは、家中の「通話」を束ねてくれるわ!
この電話機では、備え付けの子機とは別に最大4台までのスマホを子機として登録可能。
スマホ側に専用アプリ『スマートフォンコネクト for GDW03』をインストールすれば、固定回線にかかってきた電話を取ったり、スマホから固定回線で電話を発信することもできます。発信時にスマホの連絡先をそのまま使えるのは便利ですよね。
さらにパナソニック製ドアホンとの連携もでき、音声のみながら訪問者の応対もスマホでできるようになります。外出時にはスマホへの転送も可能とあって利便性は高そう。家中の通話を一本化するハブとして活用できるんじゃないかな。
ふはは、天下のiPhoneでさえも取り込んでくれるわ!
以前はいくつものAndroid端末を投入してきたパナソニックですが、今回の対応機種にはAndroidのみならずiPhoneの名前も。対応するのはAndroidなら4.0以降、iOSは5.0以降の端末。主要3キャリアが取り扱うようになるほどの人気機種iPhoneまでも取り込もうという攻めの心意気、気合い入ってますね。
本体はスマホスタンドとしても使えるようにデザインされており、裏面の充電用USB端子に各種ケーブルをつなげばスマホを充電しながらの待ち受けもできます。
ふはは、タブレットも子機にしてやろうか...って、アレ?
ちなみに上記OS対応機種なら一部タブレットにも対応しているようです。ただし気になるのが公式ページにある以下の注意書き。
受話口のないAndroidタブレットおよびiPadは、常にスピーカーホン通話となります。
ご利用にはWi-Fi環境および、専用アプリケーション「スマートフォン コネクト for GDW03」のインストールが必要です。
一瞬スルーしてしまいそうにもなりましたが、子機登録した端末なのに通話はスピーカーホンになるってどういうことなんでしょう。もしかして子機のタブレットを持って親機に向かって話す必要があるってことかしら...どういうことだってばよ?
それはともかく、スマホ端末の開発からは距離を置いたパナソニックですが、今後もスマホ連携製品をドンドン投入してきそうな予感。結果として「スマホ+家電」がライフスタイルを豊かにしてくれるならそれも応援していきたいところですよね。
スマート家電時代、もう来てますよ!:
VE-GDW03DL [Panasonic]
(ワタナベダイスケ)