ドイツゲームにハマっています。ドイツ生まれのアナログゲームはオシャレで、知的で、すぐに虜になります。

ドイツでは毎年、ドイツゲーム大賞という優秀ゲームを発表しています。今回紹介する『Carcassonne』は2001年にドイツゲーム大賞を受賞しています。

海外のボードゲームをかじったことのある人に聞けば「あぁ、Carcassonneね、面白いね、王道だよ」なんて言われる有名なゲームです。

ドイツゲーム大賞受賞の名作

詳しくルールを説明し出すと長くなるので割愛しますが、どんなゲームかというと、道や城壁が書かれたカードを出し、カードの上に自分のコマを配置して点数を集める陣取りゲームです。長い道を作れば作るほど、広い土地の城壁で囲むほど高得点ですが、ライバルがそうはさせまいと邪魔をしてきます。

ライバルの構築している土地をささっと横取りしたり、カードが出せないように破綻させたり、なかなか頭を使います。やり込めばやり込むほど確実に強くなりますが、カードが出る順番の運要素も勝敗に大きく響くので、初心者が上級者に勝つこともしばしばあります。この絶妙なバランスが、さすがドイツゲーム大賞です。

『Carcassonne』は、あまりの人気ぶりに追加キットが発売されています。追加キットを購入すれば、さらに戦略が増え、楽しさの幅が広がっていきます。当然、購入。
　

海外ユーザーとチャット対戦が熱い！

一人で遊んでも、そこそこ楽しむことができます。

選べるのは、パズルモード的な一人用とコンピューターと対戦するモード。コンピューターがそこそこ頭がいいので、長く楽しむことができます。1プレイは15分から20分ほど、通勤時間の電車の中で遊ぶには丁度よいサイズです。

オススメは世界中のユーザーとチャットしながら遊べるオンライン対戦です。英語は辛きしなのですが、カタコト英語でも何とか通じます。先日はモスクワに住んでいるという青年と対戦しました。

「どこからですか？」

「日本の東京」

「ロシアのモスクワだよ、よろしく」

「モスクワだとＨＯＮＤＡ知ってる？」

「あぁ、もちろんさ。日本のバイクは性能がいい！」

「違うよ、ＣＳＫＡモスクワに所属するサッカー選手さ！」

なんて会話が楽しめます。ちょっとグローバルに知的に遊んでみてはどうでしょうか？

なお、今回レビューしたのはiOS版です。さいきんAndroid版も登場しましたが、開発元やデザインは異なるようです。

（眞形隆之）