赤いパッケージの甘〜いアイツです。
次期アンドロイドOS(4.4)のコードネームとして採用が決まったチョコレート菓子『キットカット』。なかなかシャレの効いた特設ページが作られたりして話題になっていますね。
「ところでキットカットって何?」なんていう人はあまりいないと思いますが、このお菓子の歴史について詳しく知っている人もそれほど多くはないでしょう。
そこで今回は、販売元のネスレが公開している『キットカット・ヒストリー』を要約してその歴史に迫ってみます。なんと、そこには驚くべき名前が刻まれていた...?
1935年誕生。けっこう長い歴史があります
キットカットの誕生は1935年のイギリスでのこと。80年近い歴史があるんですね。当初は「チョコレート クリスプ」なんて商品名だったそうですが、名前が長いという理由から1937年に「キットカット」というブランド名がつけられたのです。
日本上陸は40年前(1973年)、そして...
キットカットの日本上陸はちょうど40年前の1973年。ここで我々は奇妙な偶然を目にすることになります。ウィキペディアでキットカットの項目を読んでみるとこんな記述が。
日本では1973年にイギリスのロントリー・マッキントッシュ社と提携した不二家から発売され、CMなどでも「マッキントッシュのキットカット」とうたわれていたが、ロントリー・マッキントッシュ社がネスレに吸収された関係で、1989年にネスレと不二家の合弁企業「ネスレマッキントッシュ」を設立し、移管。
なんと、アンドロイドのコードネームにちなんだ話題を追っていたのに、後のスマートフォン市場でライバルとなるアップルのパソコンに使われたネーミング『マッキントッシュ』を目にすることになろうとは(注:単なる偶然です)!
そういえばYouTubeにキットカット公式チャンネルが公開した動画『Android KITKAT 4.4』も、どことなくアップル風のテイストだったような。なんちゃって。
それはさておき、OSのネーミングに使われるほど世界中で知名度の高いキットカット。公式ページの年表を見るとパッケージが赤くない時期があったりという歴史の流れを感じることができますよ。
余談ですが、日本はキットカットの本国イギリスに次いで世界第2位のキットカット消費大国なのだそう。これは日本でのアンドロイド4.4端末の爆売れの予感?
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キットカット ブレイクタウン|キットカット・ヒストリー [ネスレ]
(ワタナベダイスケ)