「こんや、12じ、だれかがしぬ」
いやあ、またまた懐かしいです。以前タブロイドでも普通のスマホ移植版であるミステリーサウンドノベル『かまいたちの夜』は紹介していますが、こちらは『かまいたちの夜 Smart Sound Novel』。「スマート・サウンド・ノベル」というカッコイイ横文字が付いていますが、なんでもスマホ向けの、新しい読書スタイルになってるみたいです。
「電子書籍っぽいゲームっぽい何か」とでもいいましょうか。これはちょっと面白そうです。
横ではなく縦画面で。
スマホ向けとあって、スワイプでどんどん読み進められて、2本タップでメニュー・セーブ、と操作は良い感じです。
気になるのはその中身ですが...? 以下、グロ表現にはモザイク有りです。
なんだかスタイリッシュ。
タブレットでプレイしても綺麗な画像を背景に、文章を読んでいくといった感じ。音楽もなかなかの音質で、オーケストラも収録されていたりして結構良いです。少し背景が明るいと読みづらいかもですが、雰囲気は出ていて好きでした。
ちなみに僕はNexus 7でプレイしたので、上の画像では文字が小さいですが、文字の大きさは変えられるのでそこは大丈夫です。
ちなみに上のが元の『かまいたちの夜』の見た目です。人物が青いシルエットで表示されているのが、なんとも独特で好きなところ。それがないというのは最初は違和感がありましたが、そのぶん新鮮に楽しめて良いかなとも思えました。悪くない。
未プレイの方には、どちらかというと原作をオススメしたいですが、こちらは電子書籍っぽくて早く読み進められるという利点もあるので、時間がない方には良いかもです。
オプションでは残酷表現も設定することが出来て、「弱・中・強」から選べます。最初は「強」になっているので、こういうのが苦手な方は始める前に変えておくことをオススメします。
写真がキレイなだけに怖さもパワーアップしている気がします。想像力を使わせる感じでもあるし、ナイスな表現かと。
選択肢を選ぶと、それによってシナリオが変わるのは原作通り。一度解決しても、次は選択肢が増えて新しいストーリーが読めたりと、長く楽しめるのがいいんですよね。説明に「初代「かまいたちの夜」のストーリーを全編収録 」とあるので、懐かしい「ピンクのしおり」とかこれでも読めるのかな?w
ただ、Nexus 7は正式対応機種じゃないためか、同じ選択肢が2つ画面上に現れたりすることがありました。ゲームが止まるわけではないので大丈夫ですが。あと、対応機種が Android4.0.3 以上となっている点も注意です。
個人的な感想として、原作を何度かプレイした僕でも、やってみると意外と新鮮に楽しめました。別物として考えると良いと思います。知らないよって方にも、「原作をやる暇がないけど気になってる」という人にはオススメ!
...細かいところですが、登場人物の一人が「スマホ」を使ってるのがちょっと気になりましたw 微妙に内容も変わってるんですね~。
[公式サイト]
利用時間:2、3時間ほど
使用端末:Nexus 7
OS:4.2.2
バージョン:1.0.1
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発売元:SPIKE CHUNSOFT
更新日:2013年07月22日
価格:¥800(iOS版は¥1,000)
対応機種:Android4.0.3 以上
(宮原れい)