フェイスブックに特化した情報検索「グラフサーチ」発表。「いいね！」情報が優先

噂されたスマホ、フェイスブック・フォンじゃなかったか～

日本時間の今朝、フェイスブックがカンファレンスを開催し、フェイスブックの独自検索エンジン「グラフ サーチ」を発表しました。グラフサーチの特徴は、以下の2点になります。

・フェイスブック内の情報に限定（外部ウェブは隔離）
・友達の情報や「いいね！」された情報はより優先

例えば「カレー」と入力した場合、過去に友達が訪れたカレー屋さんや、自分が撮影したカレー画像が検索結果として表示されます。人気カレー店やWikipediaがヒットする通常の検索エンジンとは、用途も趣旨も大きく異なりますよね。

その意味で、グラフサーチは社会ではなくより私達に密着した検索エンジンといえるかもしれません。

私達にメリットがある反面、外部ウェブと切り離すことで情報を独占し、よりパーソナルな広告を売りつけたいフェイスブックの意図も見え隠れしていますが... はたして、フェイスブックはユーザー利益と企業利益にどう折り合いをつけていくのでしょうか？（なおグラフサーチ発表後、株価は3%ダウン（TechCrunch））

（グラフサーチの検索結果の一例）

グラフサーチは英語版のみで試験運用をすでに開始。フル公開＆日本語版の登場時期はアナウンスされていません。

[ギズモード・ジャパン](Pic)
[TechCrunch]
[nikkansports.com]

（伊藤ハワイアン耕平）