充電し忘れて寝ちゃっても、大丈夫。
スマホのバッテリーの悩みといえば、スタミナと充電にかかる時間、そして使っている内にだんだんと劣化して持ち時間が短くなっていくことですよね。でも少なくとも、充電時間と劣化の問題は、近い将来解決するかもしれません。
米国の半導体企業であるインテルが開催した若者向け科学コンテストで、女子高生が驚くべきバッテリーを開発したと、海外ニュースサイトのNBC Newsなどが報じています。わずか30秒でフル充電でき、およそ1万回充電できるというのです。
女子高生が新しい技術のバッテリーを発明...! 信じられないことです。筆者が高校生の頃といえば、ボンバーマンでいかに相手をハメるかしか考えてませんでしたよ。
なお、普通のバッテリーは、およそ1,000回程度の充電が限度と言われています。実に、10倍程度の寿命があるわけですね。
この発明は、『supercapacitor』(スーパーキャパシタ)と名付けられました。もしも実用化されれば、スマホがより「手軽に」使えるものになってくれそうです。
また、この発明は、とてもやわらかいという特性も持っています。
そのため、巻けるディスプレイや、紙、布などに使うこともできるということです。いずれは、さまざまな分野への応用が期待できそうですねー。
この発明により、製作者のイーシャ・カーレさんには、インテルより賞金の5万ドル(約510万円)を受け取りました。すごい額ですが、それぐらいの価値は十分にある発明ですよね。
授賞式の様子の動画がアップされていましたので、どうぞ。
一つ気になる点としては、こういった発明は、実用化までにけっこうな時間がかかることが多いこと。できるだけ早く、30秒で充電できる時代が来て欲しいと思います。
Teen's invention could charge your phone in 20 seconds[NBC News via CNN]
(コンタケ)
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