推理ロールプレイング!
探偵とか刑事に憧れていた子供時代...特に、あの名推理を披露している時の格好良さったら。そんな憧れのシーンを大人になってから味わえちゃうのがこの『本格推理ミステリー:犯罪都市』です。今回のはこのシリーズの「縮んだ小男」というタイトル。
ノベル形式の推理ゲームで、選択肢によって推理していくのではなく、物語の中で与えられる手がかりを元に、「解決編」の前までに真犯人を推理・予想するというもの。ちゃんと解決編の前までには自力で解けるだけのヒントが与えられます(タイトル通り本格推理です)。
やっぱり推理するのは楽しいです。内容も難しすぎず、普段本を読まない推理ドラマ好きにもオススメしたい出来でした。
最初に、ノベルゲームには珍しいですが、主役(自分)の名前、呼び名を決めます。さらに面白いのが、一人称と口調までも選択できるところ。なかなかみないシステムですが、これらによって、より物語に入り込めるので良いです。「女口調の男」なんていうおかま系キャラも作れますしねw
その後、「刑事」「科学捜査」「検死」の中から技能も選びます。手に入る手がかりは一緒ですが、好みの専門家キャラになれるのは純粋に嬉しかったり。
文章は簡潔な感じで、グダグダしないのが好印象でした。といっても、物語も先の気になる内容で、最後まで一気にプレイしてしまいました。手がかりの内容もわかりやすくてイイっ。
背景や効果音も好みでした。なんとなく渋い感じがw
また、上の画像のように、殺人現場の図や写真で、部屋の様子などを細かく示してくれるので、想像や推理がしやすかったです。ちょっと不謹慎ではありますが、ああいう現場の再現図とかがあるとドキドキします。雰囲気が出ますよねっ。
本格推理を名乗っているので、「解決編」の前に「推理編:プレイヤーへの挑戦状」があります。ここで問われる謎に自分の推理によって全て答えられると、解決編での推理披露が、まるで自分が披露しているみたいで気持ちいいですよ。
無料版もありますが、こちらは解決編やヒントがない出題用アプリとなっています。多人数での推理ゲームを楽しむ分にはこちらだけでもいいかもしれません。それと人によっては、短編小説くらいのボリュームに¥350は迷うかもですね...
それでも、推理モノが好きなら、どんどんピースが組み合わさっていく快感が楽しめると思います。途中で何回も「あっそうか! これは○○か!」と独り言を言っている自分がいましたw オススメです!
サウンドノベルが好きならこちらも超オススメ!
・あの傑作サウンドノベルゲーム『428-封鎖された渋谷で-』がアンドロイドにもきたよ! 寝られないよ!
※ 上記のセール情報は当時のものです
利用時間:推理タイム入れて約2時間ほど
使用端末:Nexus 7
OS:4.2.2
バージョン:1.0
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発売元:Plotrick
更新日:2013年04月16日
価格:¥350
対応機種:Android2.2 以上
(宮原れい)