アップルとFacebook、激しく駆け引き中。

いよいよリリースされたアンドロイド向けアプリ、『Facebook Home』。そして、米国ではすでに発売の始まっている、Facebook用スマホ『HTC First』。Facebookのモバイルへの力の入れようが伝わってきますね。

しかし、Facebookの勢いはこれだけにとどまりません。さらなるモバイルでのユーザー獲得を目指し、今度はiPhoneでの『Facebook Home』提供を計画中であると、海外のニュースサイトBloombergが伝えています。

現在、アップルと協議段階とのことで、「現在進行形での対話」、「アクティブな話し合い」が進んでいるようですよ。

ただし、アンドロイド版の『Facebook Home』がそのままiOSにくる、ということはなさそうです。もしも実装されれば、もっとアップル好みな機能やデザインに変更され、かなりの別物になっている可能性もあるとのこと。

もしかするとそれは、ホーム画面ですらなく、ロック画面に取り込まれる可能性もあるかもしれない、ともFacebook陣営は語っています。そうなれば、アプリの名前すら全く別物になるかもしれませんね。

しかし、Facebookとしては、iOSにもさらに深く切り込んでいきたいという思いは強くあるのでしょう。次期iPhoneかさらにその次ぐらいには、もっとFacebookとの連携が強化されているかもしれません。

アンドロイドのように、アプリでホーム画面の構成を変えたりできないiOS。サービス提供者としては、アップルとの交渉がいろいろ大変だなぁ、と感じますね。

しかし、このニュースを読んで、ザッカーバーグ（Facebookの取締役）がアップリ陣営に、昔流行ったペリーの開国要求Flash風に「ねぇ～...ホーム作らせてクダサイヨー...」とお願いしてるシーンを想像してしまったのは...筆者だけですかね。

Facebook Talking to Apple on New Version of 'Home' Software[Bloomberg via ギズモード]

（コンタケ）