NYを先週末襲ったハリケーン・サンディは スマートフォンがいかに欠かせなくなっているかを我々に思い知らせました。
ハリケーンの被害が広がるとともにFacebookやTwitterはもちろんニュース番組でも一般人が撮影した写真やビデオが次々と流れました。
日本でも紹介された次の映像も一般人がCNNに送ったものでした。
チェルシーのアパートの外壁がまるごと崩壊する様子。
ニューヨーク市営地下鉄を運営するMTAも地下鉄の運行/復旧の最新状況を常にTwitterで発信。
地下鉄は日曜日の午後7時から運行を全線停止し、ハリケーンが去った後数日してようやく地下鉄の約半分が徐々に運行を開始しました。
運行を開始した直後の地下鉄路線図。
路線図もTwitterと公式サイトで公開され、facebookを通じて瞬く間に人々に伝わっていきました。
通常時の地下鉄路線図。マンハッタンの下半分が壊滅状態になったのが比べるとよくわかります。
NY日本総領事館 (https://twitter.com/JapanCons_NY)もTwitterアカウントを緊急に開設し、サンディ情報を更新。しかし28日からの一週間のツイートは17件と、MTAやNY市からの情報発信に対し更新頻度があまりにも遅いことに対する不満もあったようです。
気になり他国のNY領事館も見てみたところ、フランスの総領事館 (https://twitter.com/ConsulFranceNYC) のTwitterは28日からの一週間に5件ほどしかツイートしていませんでした。
韓国やオーストラリアのNY領事館はTwitterを持っていないようです。Twitterに関して言うなら日本はそれほど悪くないかもしれませんね。
FacebookやTwitterで人々が情報を交換する一方で、ニュージャージーの一部やマンハッタン南に位置するスタテンアイランドは電気もガスも水道もインターネットも止まってしまい、浸水した家屋で全くどうしたら良いのか分からず孤立してしまった家族も多くいたようです。
水曜日にはブリザードがまた北東部を襲うとの予報が出ています。どこでボランティアを募集しているか、既に多くの情報がFacebookなどで出回っていますので私も参加しようと思います。
(近藤司)