ライフハッカー[日本版] からの転載。
MAMORIOの進化はまだまだ止まらないよう。
以前、紹介したECサイト「machi-ya」に参画する、MAMORIOさんの世界最小のIoTデバイス「MAMORIO」。スマートフォンとペアリング(同期)して、無くしたくない大切なものに取りつけておくと、手元から離れた際にスマートフォンに通知が送られ、紛失した場所も地図で確認できるという仕組みです。
やはり落し物を防ぎたい人は多いようで、生産、在庫管理が追い付かないほど人気になっているようです。
モットーは、「なくすを、なくす」。今回、開発中の「MAMORIO SDK」を利用し、放送機材の持ち出しチェック、紛失防止等の機能を開発し、テレビ朝日の実際の放送現場で実証実験を行ったようです。
MAMORIOが採用しているBluetooth Low Energy(以下、BLE)は、挙動の観点から不安定で、RFIDなどと比較して物品管理等には不向きであると言われていましたが、高精度のBLE検知能力を持つ「MAMORIOアプリ」のエンジンを応用した専用アプリを「MAMORIO SDK」を使って構築。
放送機材用のジュラルミンケース内にMAMORIOを入れ、スマートフォンアプリ上で、カゴ台車内に必要な放送機材が積まれているかを確認できるか、「MAMORIO」のネットワークを利用して各放送機材の位置を追跡できるかの2つの試験を実施。
結果、各実験場所において、全てのMAMORIOを検知することに成功し、従来よりも簡単に、100%の精度で放送機材の積み込み確認を行えたようです。また、MAMORIOプラットフォームを利用して位置情報を確認出来たことで、万が一の積み忘れ時には、積み忘れをした場所を瞬時に把握できたとか。
各地へのロケ時に放送機材の積み残しと個数確認にかかる工数の多さが課題となっていたテレビ朝日の「なくすを、なくす」想いを、見事に叶えられたようです。MAMORIOさんのスムーズな生産、在庫管理という夢は遠のきそうですが...。
source: machi-ya
(ロバーツ町田)