ジェンダーレス化が進むファッション界でも、特に冬の小物では最初からメンズ・レディースの区別をしないブランドも現れています。ここ数年注目されているのは、女性が主に使っていた大判ショールを男性がマフラー代わりに使うというアイデアです。
「オーダー体験」を提供することに特化したニット工房「CHOOSE KNIT」では、この大判ショールを実物のスワッチ(編み地見本)を見ながらオーダーできるキットを販売しています。
工房・キットの送り主・オーダーする方の3者をつなげることによって、1枚のニット製品に物語を編み込むというコンセプトで運営されています。もちろん自分のためにオーダーキットを使うのも、オシャレ好きにとっては1つの物語になります。
「order kit SHAWL edition」を使用しての発注手順は以下のとおりです。
2.柄、色、刺繍のフォントを選ぶ
3.シリアルナンバーと配送先情報を入れてオーダー完了
ニット製品のオーダーで一番気になるところは、出来上がりの風合いではないでしょうか?「order kit SHAWL edition」には編み地見本も付いていますので、実際に手で触りながらオーダーできるのが特徴です。
ショールで採用されている柄は。Full stripe/Pin stripe/Partial stripeの3種類のストライプ。カラーは6色から2色をチョイスし、刺繍フォントは10種類の中から選べます。個性的なチョイスができるのも、オーダーならではの醍醐味です。
ショールになる編み地は「12ゲージ」といわれ、これは1インチの幅に編み目のループが12個あるという意味です。ハイゲージとも呼ばれる軽くて暖かな編み地は、質の良いウールでなければ実現できないものです。
今回の「order kit SHAWL edition」で使用される毛糸は、ジロンラムウール100%。まさに大判ショールを軽くまとえる最高の素材といえます。
オーダーを受けてから仕上がりまで約4週間かかりますが、その間に今よりもグンと気温は下がってくるはず。今から準備しても早すぎることはなさそうです。
(藤加祐子)