でもお高いんでしょ?
先日TABROIDでレポートした、ブラジルでiPhoneという名のAndroidスマホが発売されたというニュース、あまりのインパクトの大きさに覚えていらっしゃる方も多いでしょう。そのiPhoneに新たな動きがあったようです。
経済・金融情報を手掛ける米国のブルームバーグが報じることろによると、ブラジル版iPhoneを手掛けたIGBR3社が商標をアップル社に売り出しているそうです。
「ウチの会社はいつでも会話に応じる。過激派でも何でもないからね」
と余裕たっぷりに答えるのはIGBR3社のCEO・エグニオさん。というのもIGBR3は「iPhone」商標を2000年にブラジルの然るべき機関に登録し、2008年に認可されているのです。
アップル社がiPhone第1号を発売したのは2007年。商標を登録したのはいつかわかりませんが、少なくともブラジルではIGBR3が一足先に登録したようです。
この状況ではアップル社はブラジルで「iPhone」を発売できません。当然アップル社は異を唱えたようですが、現状では「難しい」とブラジルの商標担当者はコメントしています。
IGBR3は今が一番高く売れる時と判断したのでしょうか。「iPhone」を発売した過去を水に流し、「iPhone」の独占利用権の買い取りをアップル社に求めています。
この件に関し、アップル社はコメントを出していません。しかし来週には何らかの結論が出るはずだと地元新聞は伝えています。
14年にワールドカップ、16年には五輪開催と、目覚ましく成長を遂げるブラジル市場をアップルがスルーするとは思えません。しかし同時にブラジルには悪名高い(?)海外電化製品にあまりに高い関税があるのも事実。アップルとしても無条件で受け入れるではなく、適当な落としどころを見つけたいはずですが...
いずれにせよ、来週の発表が楽しみですね。
世界を賑わすiPhoneの兄弟達:
・【中国】どう見てもiPhone5なAndroid端末が「偽物品に注意!」と呼びかける
(伊藤ハワイアン耕平)