▼改革にアレルギーのある日本人
みなさんこんにちは
和田です。
前回、単純に「改革しかない」と書いたので、
新自由主義ガーっ、的に反発もありました。
よく放送でも、
「新自由主義を目指してるのか・・」
とか、
「和田は、アメリカ好きだから・・」
とコメントもらいます。
なので、一旦整理したいと思います。
とにかく、新自由主義とか関係ないです。
改革=新自由主義を目指す
というわけではないのです。
改革が嫌いな人が、でっち上げして、
レッテル貼りしているだけなのです。
しかし、「改革」という言葉を使うと
陳腐化されているのですが、
日本は改革するしかありません。
「改革」という言葉を使わないで、
別の言葉に置き換え説明すると、
どうでしょう?
それは、
「米中冷戦やグローバル化やIT化や少子高齢化、
世界的なSDGsなどの強制化などを含めた
時代の変化の中の厳しい競争に生き残るために
合わせていくこと」
ことです。
こうなると、
改革をしないってことは、
ぬるま湯につかったカエル状態で死ぬんだなって、
理解できると思います。
実際日本人は貧乏になってきてます。
アメリカには構造改革という言葉はありません。
4年に一度の大統領選挙で官僚組織も入れ替わるからです。
日本は、官僚は長く勤められる安定した職であり、
最後は天下りして影響力を残します。
これは昭和の敗戦後からずっと続いた、
規制だらけの官僚中心国家なのです。
岸田首相は
「新自由主義的経済政策で格差がつきました。
それをやめて、分配を中心とした・・・」
という論調で安倍菅政権を批判しつつ、
話してましたが、
安倍、菅政権で新自由主義なんてできていません。
完全にでっち上げのレッテル貼りです。
労働者の権利が強く、正規雇用の社員の
クビすら切れない日本のどこが新自由主義でしょうか?
クビが切れないから、できる人間を
酷使するブラックになっていたのですが、
そういう議論に発展できませんでした。
そもそも、本当に安倍政権が新自由主義を
目指していたとも思えません。
新自由主義について好きか嫌いかはともかく、
日本は時代に合わせて規制緩和し、
国際的な競争社会で勝ち残るための
変革をしないといけないというのが、
私の主張です。
岸田首相は格差問題を言いますが、
日本は世界に比べて格差はありません。
米国、EUの各国と比べても格差は小さいでしょう。
中国なんて共産党トップの金満さに比べたら
10億人はゴミのような存在でしょう。
日本人内の格差問題は他国と比べたら、
実質的には「そんな問題はない」という状態です。
私が恐れているのは、日本人内の格差問題ではありません。
日本とその他の世界の先進国との格差です。
これは一人あたりGDPや所得で
どんどん差がついています。
1月21日の日経新聞でも、
「円の実力低下、50年前並み」
というショッキングな記事がありました。
90年代をピークに50年前の
円の対ドルの価値になってしまったのです。
日本全体が貧乏国になったということです。
1ドル=115円だから、そこまで実力低くないじゃないか!
という人もいると思いますが、
日本で115円あればいろいろ買えます。
しかし、アメリカで1ドルでは何も買えません。
1970年代の円の力に戻ってしまったのです。
日本国内の7割増しの価格を払わないと、
米国で同じ商品を買えないという
購買力の低下になっています。
今後、日本人が子供をアメリカに留学させる
のならば金銭的負担は大変なことになります。
学費も生活費もすべて高いのですが、
所得の低い日本人には7割増しの重さとなります。
私はずっと改革の重要性を言ってきたので、
非常に歯がゆい思いをしています。
日本の価値が下がっているのですから、
悔しいです。
いいかげん、日本は貧乏だと認めませんか?
貧乏は死ぬほど嫌だと思いませんか?
いいかげん、改革し続けるしかないと
認めませんか?
経済力がだめだと安全保障でも
穴が空いてきます。
今回の日米中の購買力の差について
あなたはどう考えますか?
今の日本の経済政策で満足しますか?
安全保障は大丈夫と思いますか?
百歩譲って、国家としてはどうにもならないとしても、
個人としては粛々と生き残り戦略が必要となります。
激動の米中冷戦、コロナ禍の中、
自分の人生の選択肢は、自分で考え、
守っていくしかありません。
そのためには現状認識が重要です。
今後の世界の流れを知り、
現実に世界観をマッチさせ、
シビアな選択をしていくにも、
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