「戦略」の失敗は「戦術」では挽回できない。|THE STANDARD JOURNAL 2
※※【お知らせ】※※
【クラウゼヴィッツのCDの割引特典が12月いっぱいで終わります】
が、朗報です。
スタッフの年末年始休業明けまで、作業ができないので
2017年の始業日1月4日に特典なしの価格・定価に変更します。
それまで少し猶予があります。
詳細は本文にて・・・
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和田です。
12月28日のニュースで,
「年金新ルール、支給試算 厚労省、賃金下落など想定」
など報じられてましたが、戦術的なことですね。
すでに戦略は間違っています。
『戦略の間違いは戦術では取り返せない』
と、奥山先生の師匠コリン・グレイ教授は仰っておりましたが、
年金は戦略で間違っています。
日本の年金制度の崩壊はよく言われてますが、
500兆円以上の不足のようです。
国債の残高以外にあるのですから、これは恐ろしいですよね?
国家のことだからということで、
破綻しないと甘めに考えられていますが、
これは会計的に、完全に破綻してます。
同じレベルの収益還元設計問題として
民間のオレンジ共済組合の例がありますが、
それは詐欺で犯罪でした。
年金は詐欺、犯罪ではないのでしょうか?
団塊世代は年金といううまい汁吸って
逃げ切れるかもしれませんが、
それ以下の世代に年金はないのです。
私から言わせればこれがとんでもない犯罪に見えます。
不足(破綻)している理由は、
人口減となる日本の人口構成を
間違えていたという話がありますが、
そうではなく、
経済成長などのディスカウントを間違えていたからのようです。
東大はじめ一流大学出の超エリートたちは、
設計ミスをしたのです。
彼らは計算はそのものできるでしょうけど、
経済オンチだったのです。
どんなに頭が良い計算のプロ、
東大卒のエリートでもインプットするデータを間違えたら
出てくる答えは間違ってきますよね。
しかも、今に至っても誰も責任をとらない
無責任体制です。
戦略のミスは優れた戦術(計算力)を
持ってしても取り返せません。
これは国家に関わることであれば
なおさら深刻ではないでしょうか?
- * - * - * -
さて、クラウゼビッツについてですが、
これも日本の中では、
インプットするデータ、そして解釈を間違えたまま
になっています。
クラウゼヴィッツは国家の生死を決する戦争を
どのようにとえらえればいいのかを論じた
戦略の思想家です。
そういう意味では、
クラウゼヴィッツの「戦争論」の理解には、
年金問題以上の深刻さが必要になってくることは
間違いないわけです。
ところが日本では戦争や安全保障の
専門家であるはずの防衛大学の教授たちも
クラウゼヴィッツの戦争論、
そして戦争そのものについて、
間違えたインプットからは生まれた
間違った理解のまま本を書き、
教壇に立ち、指導してきたのです。
そして、その訂正は今もってできない状態です。
それほどまでに、
戦略レベルでの間違いは深刻なのです。
私もクラウゼヴィッツについて、
以前からそれなりに勉強していました。
そして努力してもよくわからなかったのが、
奥山先生に話を聞いて、初めて理解できるようになりました。
インプットするデータと解釈を間違えていたことは、
恐ろしいことだと思いました。
読者の方の中でもクラウゼヴィッツに挑戦して
なんだかイマイチな感じを持たれた方は
たくさんいたかと思います。
恐らく駄目な解説本を読んだ、
つまり、インプットするデータを
間違えていたのではないでしょうか?
そして、同時にこれまで無駄なデータを提供してきた
クラウゼヴィッツ関連本に頭がきませんか?
私は無駄な読書時間を過ごしてしまいました。
これは年金官僚に対する怒りと同じです(笑
戦争の専門家の防衛大教授も
お互いを批判しないのです。
年金官僚達も後輩先輩も
お互いを批判しない腐敗ぶりです。
ここでみなさんには、十分に批判合戦をしてもいい、
クラウゼヴィッツ講義を聞いていただきたいのです。
私は『戦略思想のある日本』をめざして
奥山さんと番組をやってますが、
物足りない、深く学びたいという人のための講義を
ここに準備しました。
もちろんこれは、奥山先生の師匠であり、
ペンタゴンに出入りする、
英米二重国籍の戦略家コリン・グレイ教授たちが
教えてくれている講義であるため、
日本でもインプットされるべき正しい見解といえるでしょう。
( 和田 )
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