■ Change Comes From the Margins
By COSTICA BRADATAN
『NY Times』(2015/07/03)
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おくやま です。
NYタイムズ紙というのは、日本では「某A新聞のような左派」
というイメージがネットでは強いですし、
実際にそのような部分もなきにしもあらずですが、A紙と違うのは、
それが「腐ってもクオリティーペーパーだ」という点です。
どういう点が「クオリティー」なのかというと、
今回紹介するようなレベルの高い知識・教養系の論評を
積極的に掲載するところでしょうか。
記事を書いたのはテキサス工科大学の、
宗教・比較研究を専門とするまだ若い先生(だと思う)ですが、
その中身は「社会のハズレものが、主流派を刺激することによって、
ハズレものたちが吸収されて主流派になっていく」というプロセスを、
ちょうどいまから100年前にヨーロッパで流行した
「ダダイズム」という芸術運動の例を引き合いに出しております。
もちろんこの記事を書いた先生が念頭においているのが、
現在アメリカ発で巻き起こっている同性婚問題です。
社会の中心を構成しているマジョリティの人間たちが、
ゲイのようなマイノリティに対してどのように対処していくのかというのは、
意見の一致が好きな(全体主義的な?)日本人にとっては
今後も色々な形で直面していく問題になりそうです。
日本の田舎を変えるには「よそ者、若者、バカ者」が必要だ
と言われますが、われわれ日本も今後は「よそ者」的なアイディアを
どんどん積極的に活用していくべきかもしれませんが、
記事ではそれをうまくやるためには
「適度なニヒリズムが必要」と言っております。
ただ闇雲に「よそ者」のアイディアをありがたがるのではなく、
「まあ怪しいよねぇ」と認識しながらもあえて使っていく、
というのがいいのかもしれません。
そう考えると、日本はけっこうそういうのが得意なのかも?
明日(14日)の生放送でも、
このトピックをご紹介しますので、お楽しみに!
( おくやま )
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■-編集後記-(和田)-----------------------------------■
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大成功しているアメリカの起業家に移民が多い
という記事もあった。
という記事もあった。
優秀な人材ならどんどん国籍与えます。
日本人がずっと同じ民族できた良さも多いが、
社会が硬直化してしまう恐れもある。
アメリカは硬直化しない、新しい価値をつくるのは
よくも悪くも移民の活躍というのがあります。
アメリカのこの成功者たちは
マイノリティからの逆境をはねのけたからです。
マイノリティからの逆境をはねのけたからです。
ところが、行き過ぎたマイノリティ保護なんかも
同時に増えています。
同時に増えています。
日本はアメリカのいいところを取り入れず、
行き過ぎたマイノリティ保護だけを
取り入れそうで怖いですね。
取り入れそうで怖いですね。
( 和田 / https://twitter.com/media_otb )
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