おくやまです。
私はイギリスに行っている間に
向こうに在住の日本人の方からいただいたご縁で、
向こうに在住の日本人の方からいただいたご縁で、
ビルマ(インパール作戦)で互いに戦った
日本と英国の元兵士同士の
日本と英国の元兵士同士の
「戦友」としての和解を推進する協会の
お手伝いをさせていただいております。
お手伝いをさせていただいております。
今回はその協会が歴史的なイベントを行うことになり、
すでに日本のいくつかのメディアでも報道されているように、
英国側の元兵士が来日して、日本側の兵士を会うとことになりました。
すでにこの元兵士の方(ロイ・ウェランド氏:93歳)は帰国されたのですが、
私は数日ほど彼らのアテンドという形でお手伝いをさせていただきました。
現在は無事にイベントが終わってようやくホッとしている状況なのですが、
日本のメディアではおそらく報じられない重要な事実があるので、
ここに書いておきます。
それは、10月24日にこの兵士の方が靖国神社に昇殿参拝して、
後に彼はこの参拝が今回の来日の中で最も感動したことだったと述べたことです。
そしてその理由が、
「日本人側の勇敢な兵士たちの気持ちが、靖国に行ってよくわかったから」
というもの。
もちろんこのウェイランド氏は、
滞在中にメディアから何度もインタビューを受けており、
今回の靖国参拝を最も感動的だったと答えているのですが、
日本のメディア特有の「靖国タブー」に引っかかったみたいで、
この部分はあっさりカット。
とくに某メディアのインタビューアーは、
あからさまに「平和」と「戦争はダメ」という言葉を
彼から引き出そうとしていることが見え見えで、
彼が現在も戦争をしているイギリスの「元戦士」として
日本の「戦友」をリスペクトするために来たという
本来の主旨を全く理解していないものだったそうです。
この手の和解事業というのは、往々にして日本側の戦後世代の人間が、
勝手に向こうに行って謝罪をしてくるという構造があるわけですが、
私がこの会の主旨に共感してお手伝いさせていただこうと思ったのは、
彼らが政治的に中立で、互いに平等な立場で、
「お互いひどいことしたけど、戦友として互いを讃えよう」
という方針があったからです。
ところが今回の日本側のメディアの報道の仕方を見ても、
このようなプロジェクトの主旨をよく理解できていないものが多く、
とくに靖国のところは何も触れておりません。
おそらくこのままだとウェイランド氏の率直な感想が歴史に埋もれてしまうと思い、
とりあえずここに彼が私たちに向かって正直に言ってくれた言葉を書いておきました。
ちなみにウェイランド氏は93歳であるにもかかわらず
毎晩の晩酌はかかさないようで、私と一緒にディナーに参加した時も、
私の目の前で軽々と一本開けておりました。
足は少し弱っておりますが、頭は切れるし、とっても元気な方でした。
( おくやま )
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スタンダードジャーナル編集部
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