こんにちわ、大井昌和です!

ここんところは一日一本ネームを描くというですマーチ中で、メールの配信が遅れて申し訳ないですm(_ _)m
このあいだの突発放送で最近言いたいことを話してしまったこともあるかもしれません。
とはいえ。
この毎日ネーム一本という作業の中でも見えてくるものがあるものです。
絵を描く時に一番効いてくるのは、構図のストック量を多くしておくというものです。絵を描くというのはよく誤解されがちなのですが、思ったまま描けばいい訳ではないのです。そのシーンや前後の文脈に沿った構図を描かなければいけないので、そこで構図を取る際にいちいち手が止まるとてきめんに作業が減速します。
そこで、構図のストックを増やしておけ、ということです。
ストックを増やす、とはどういうことか?
写真や資料を揃えておくわけではありません。それは、手に、脳みそに、インプットしておくということです。そうすれば、必要な構図を瞬時に引き出し使えるというわけです。
それゆえ、絵描きはデッサンをしておいた方がいいという話になるわけです。つまり、デッサンとは構図のストックを増やす作業と言えるわけです。
もちろん、視覚情報的に脳に入れるのも良いのですが、手がそれに連動して動かないとあまり時間短縮の効果がありません。
そういう自分も、このストック量に悩まされ、若い頃もっと真面目に絵の勉強をしておけばよかったと思う次第です。

そして次は「お話」の技術の話。