ブラジルワールドカップ Fグループ戦力分析 決勝リーグ進出チーム予想


グループF
アルゼンチン・ボスニア ヘルツェゴビナ・イラン・ナイジェリア


ブラジルW杯Fグループの組合せは、強力な攻撃陣を持ち南米予選を1位通過を果たしたFIFAランキング3位のアルゼンチン、

FIFAランキング16位、ヨーロッパ予選G組1位で初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ、

FIFAランキング33位、2大会連続5回目の出場アフリカ2次予選F組1位のナイジェリア、

FIFAランキング49位、最終予選8試合でわずか2失点の堅守が特徴のイラン。

以下、各チームの戦力を分析する。


アルゼンチン FIFAランキング3位 11大会連続16回目の出場 優勝2回
南米予選1位 9勝5分2敗 35得点15失点

南米開催の土地の利を活かして快進撃をする可能性が高いのがアルゼンチンだ。

メッシ、ディマリア、イグアイン、アグエロなど世界屈指の攻撃陣は勢いがつけば、誰も手のつけようが無いだろう。

FWには、アグエロ、メッシ、イグアイン、

MFには、ディマリア、マスチェラーノ、ガゴ、

DFには、ロホ、ガライ、F・フェルナンデス、サバレタ、

GKにはロメロなどが揃う。メッシを中心にした攻撃陣の威力がどこまで、ライバルチームに通用するかがポイントとなる。

W杯中に27歳になるメッシがマラドーナの様な伝説をつくりアルゼンチンを優勝に導くのか。


ボスニア・ヘルツェゴビナ FIFAランキング16位 初出場
ヨーロッパ予選G組1位

ヨーロッパ予選G組1位で悲願のワールドカップ出場を決めた。

8勝1分1敗、30得点6失点と堅実な戦いぶりでギリシャを振り切った。

ミシモビッチとピアニッチのダブル司令塔が数多くの決定機を演出しジェコとイビセビッチがゴールを決める。

メンバーは、FWには、イビセビッチ、ジェコ、
MFには、ルリッチ、ビシュッチャ、ミシモビッチ、ピアニッチ、メドゥンヤニン、サビロビッチ、
DFには、サリホビッチ、ビチャクチッチ、スパヒッチ、ブルサイビッチ、
GKには、ベゴビッチが揃う。

キープレイヤーは27歳とキャリアピークでワールドカップを迎えるエディン・ジェコだ。

ヨーロッパ予選では10得点をマークするなど得点力には間違いがない。台風の目となるか。



ナイジェリア FIFAランキング33位 2大会連続5回目の出場
アフリカ2次予選F組1位

コンフェデ杯では惨敗したが、アフリカ選手権制覇を期に好調を維持。

初出場の1994年に主将をつとめたケシが監督に就任し、若い選手に規律とモチベーションを与えた。

メンバーは、FWには、エメニケ、オビンナ、

MFには、オドゥアマディ、モーゼス、エムバ、ムサ、オナジ、ミケル、

DFには、エチエジレ、オボアボナ、オメルオ、アンブローズ、

GKには、エニュアマが揃う。

注目選手は、リバプール所属のビクトル・モーゼス、チェルシー所属のミケル・ジョン・オビだ。

スピーディーで意外性のある攻撃、タイトな守備で相手を脅かす。政治家の介入が懸念材料か。



イラン FIFAランキング49位 2大会ぶり4回目の出場
アジア最終予選A組1位

最終予選8試合でわずか2失点の堅守が特徴なのがイランだ。

欧州育ちの選手をイラン代表に招き入れ攻撃陣をテコ入れした。

メンバーは、FWには、グーチャンネジード、アンサリファルド、

MFには、ショジャエイ、ジャバリ、ヌリ、デヤガ、テイムリアン、ネクナム、

DFには、ベイクザデー、ホセイニ、モンタゼリ、マヒニ、

GKには、アフマディが揃う。

ポルトガル人指揮官のケイロスは、ハードワーク、スピードを活かした堅守速攻型のチームをつくりあげた。

欧州リーグでの経験を持つ選手も増えており、過去三度の挑戦で成し遂げることができなかったグループリーグ突破を果たせるか。 



4チームの戦力を見てきたが、決勝トーナメント進出は、アルゼンチンとボスニア・ヘルツェゴビナと予想する。

メッシ、ディマリア、イグアイン、アグエロなど世界屈指の攻撃陣を揃えたアルゼンチンが地の利を活かし通過。

ヨーロッパ予選G組1位で悲願のワールドカップ出場を決めたボスニア・ヘルツェゴビナが予選の勢いそのままに通過。

ナイジェリアは優秀なプレイヤーはいるものの、経験、総合力にかけるため勝ち残れない可能性は高い。

イランのチャンスは少ない。