今回は現代美術家として世界的に成功している
「村上隆」について調べてみました。
2008年ニューヨークで行われたサザビーズオークションにて16億の値段がついた作品は1998年に制作された「マイ・ロンサム・カウボーイ (My Lonesome CowBoy)」で、高さ254cm。
現代美術と言うと堅苦しいイメージだが、実際には伝統的・古典的なモノにとらわれないアートの事を言い、前衛的で新しい芸術表現を総称しています。
上記の裸の青年フィギュアもぶっ飛んでいますよね!!
まずプロフィールから紹介します
1962年生まれなので現在56歳。出身は東京の板橋区(下町ですね)。 東京藝術大学美術学部日本画科卒業。若手育成の為に アーティスト集団「カイカイ・キキ」を主宰。 父親(村上福寿郎さん)もアート活動をしていて2012年には個展も開催。
弟(村上祐二さん)は日本画家。 代表的な活動 オタク文化から多くの影響を受け、アニメやフィギュアなどを用いた作品も多数。 食玩化されたクリスティーズはオークションで約5000万円の値段がついた作品 2003年にはルイ・ヴィトンの鞄をデザインして話題に 2008年には米タイム誌の「最も影響力のある100人」に選ばれる 2010年にはフランス・ヴェルサイユ宮殿で「Murakami Versailles」を開催 世界遺産でもあるヴェルサイユ宮殿内の14部屋と鏡の間・水庭を舞台に彫刻・絵画・映像など16作品を披露。開催にあたっては国内外から賛否両論がありましたが、個人的には大成功だったと思っています(見に行けなかったのが残念)。 2016年には六本木(森美術館)で五百羅漢図展を開催して 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞 億単位の作品や高級ブランド(ヴィトン)のプロディースをされている方だから一般人には縁遠い人かと思ったら違います。 お手頃な作品(フィギュア)も製作させています。 2003年に海洋堂から発売された食玩フィギュア。当時の価格は500円程だったと思います。それ以外でも五百羅漢のフィギュアも販売。 安価で身近に楽しめるフィギュアを販売しています。 個性的で斬新な造形物が魅力的な村上ワールドですが、村上さんの著著「芸術起業論」には気になるフレーズはいくつも書かれています。2006年発行。 1. 芸術には世界基準の戦略が必要である 2. 芸術の顧客は栄耀栄華を極めた大金持ち。 3. 業界(現代アート)の構造を知らなければ生き残れない。 4. 経済的自立がないと、駒の一つになる。 5. 個人の歴史の蓄積をブランド化する方法。 6. 価値を生むのは才能よりサブタイトル。 7. 日本の本道では世界の評価はもらえない。 8. 劣悪な環境は、芸術を生むには最適 気難しい芸術家と言うよりは緻密な実業家と言ったほうがピンとくるようなフレーズが列挙しています。見方を変えれば固定概念に捕らわれない自由性と建設的な真面目さを兼ね備えた人物なのではないでしょうか!? まとめ 私自身はアーティストでも芸術家でもない凡人ですが、村上隆の考え方や芸術への取り組み方から色んなことを学びました。で、村上ワールドに魅せられてフィギュア・ポスター・本・DVDを収集し、自分なりに視野を広げ、対策を練り、一つ一つ階段を上って行ければと考えています。アートの世界もビジネスの世界も共通する点が多く、それをいかに活用出来るかが、チャンスを掴めるかと言う事かもしれません。
コメント
コメントを書く