人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
プロレスが大好きだった少年時代。
『プロレス入門』(秋田書店刊)という本を買って貰った。
表紙はジャイアント馬場さんが、海外の悪役レスラー(黒パンツ)に“十六文キック”をかましてる写真だ。
本のタイトルだけ聞くと将来、プロレスラーを目指す者の入門書と思う方もいるかも知れないが、それはあくまでジュニア向けのプロレス観戦の手引き。
僕のような体育会系からほど遠い文化系丸出し少年こそが喜ぶ編集になっていた。
特にグッときたコーナーは、巻末の『プロレスラー名鑑』だ。
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