先日、旦那が帰ってきてたんで、シャトーブリアンを焼こうとしたんですよ。そしたらウチで飼ってる豆柴のスーがテーブルの上に身を乗り出して、サッと肉を咥えて走り去りました。一枚五千円の肉です。慌てて追いかけると、玄関のところで肉をペロペロと舐めています。
「こんないい肉を犬にやるわけには……。洗ってボクが食べる!」という主人を説得して、小さく切って、スーにあげたんです。
 普段はドッグフードだけです。あの子が“舌なめずり”するのを初めて見ました。一瞬で完食すると、急に横になり、眠ってしまいました。
“バタンギュー(牛)”ですわ。 
週刊文春デジタル