人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
 待ちに待った映画『マッドマックス:フュリオサ』。
 初日の、しかも初回上映で観た。
 前作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。
 これがもう最高で、全ての映画館は年がら年中、流しとけばいいと思ったほどである。
 今回ももちろん良かった。
 ストーリーは単に行って戻ってくる。それだけのことなのだけど、スピード感とノリノリ度合がハンパない。
 結局、映画に限らず、人生というものはノリがいいか悪いか、それで決まると言っても過言ではない。 
週刊文春デジタル