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春日太一の木曜邦画劇場 第582回「『戦争美化』と捉えられた本作は、戦争の恐ろしさを冷徹に伝えていた」『FUTURE WAR 198X年』

2024/05/09 05:00 投稿

  • タグ:
  • コラム
  • 春日太一
 今回はアニメーション映画『FUTURE WAR 198X年』を取り上げる。
 東西冷戦が最後の激化を見せていた一九八二年に製作された、近未来戦争映画だ。
 その内容が「戦争美化」と捉えられたために左派系団体などから猛烈な抗議を受け、ボイコット運動が巻き起こったことで知られている。そのため、現在でも本作はセンセーショナルな作品という扱われ方だ。だが実は、かなりリアルで硬派な反戦映画として、見どころは多かったりする。 
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