私の自宅に「楽屋」と呼んでいる部屋があるんです。服を選んだり、お化粧したりする部屋なんですが、実はこの原稿は、いつもこの楽屋に籠って自分で書いています。
 毎週編集部から送られてくる皆さまからの人生相談を「お題」に見立てて、コタツでウンウン唸りながら頭を捻っております。
 何時間もそうやってると頭に変な汗かきますね。部屋が暑いわけじゃないんですよ。まるで脳みそから汗が出るみたいで、タイ料理のトムヤムクン食べたときと似ています。
 そうやって汗をかきながらも、何とか面白い回答が絞り出せたときが今、生きていて一番嬉しい瞬間ですね。
 決して莫大な原稿料をいただいているわけではありませんが(笑)、今の私にとっては大事な仕事になってます。ボケ防止になりますしね。
 では今週のトムヤム汗と莫大でない原稿料の結晶、ぜひお愉しみください。 
週刊文春デジタル