この連載では、明治維新(一八六八年)から太平洋戦争敗戦(一九四五年)までを近・現代として述べてきました。この七十八年間を、僕は三つの時代に区切れると思います。そこで今回から三回に分けておさらいをしていきましょう。
一回目は明治維新から第一次世界大戦までです。
日本は「開国・富国・強兵」のグランドデザインを描いて発展していきました。この、「開国・富国・強兵」を打ち立てて近代日本の道を開いたのは、徳川幕府の老中首座・阿部正弘です。
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