私はね、小さいときから運動神経が鈍かったの。体育の授業って、大嫌いだった。一九六四年の東京五輪は高校一年生。日本中が熱狂したという一大イベントもフンと無視して開会式の中継すら観なかった。
そんな私がこの冬、三重県立、越山高校の弱小野球部が甲子園を目ざすドラマを欠かさず観ている。
運動部はいつも一回戦で敗退し、偏差値も低い。そんな残念な高校だから、付いた仇名は“ザン高”だ。
そこにたまたま赴任してきた社会科教師の南雲脩司(鈴木亮平)が野球部監督を是非にと懇願される。
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