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春日太一の木曜邦画劇場 第548回「基地の街を生きる三人の若者。学生運動とは無縁の無為からの破滅」『俺たちの荒野』

2023/08/31 05:00 投稿

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  • コラム
  • 春日太一
 一九六〇年代から七〇年代にかけては、安保闘争との距離感が若者にとっての重要なテーマになっていた。
 そのため、この時期に作られた青春映画も、多くがその影響を受けた内容になっている。そして、作品の舞台として米軍基地の周辺が使われることが少なくなかった。
 今回取り上げる『俺たちの荒野』も、そんな一本だ。 

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