地元の村には全国的にも有名な滝があって、その裏には、私は実際に見たことはないのですが、埴輪みたいな顔した木彫りの人形が置いてあるそうです。

 実際、滝の裏にそんな人形が置いてあるのは観光客は皆、知りません。

 あくまで噂なんですが、その埴輪みたいな人形は「祟りの人形」として前々から村にあって、その人形に近づくと祟られる、でも誰かが祟られないと村全体が祟られる、みたいなもので、それが理由で観光客が来る滝の裏に安置されたみたいです。

 ひどい話ですが、本当だとするとその滝に来た観光客で呪われている人がいるんじゃないかと思います。