家庭科の授業で、「古代の種」を育てよう、とかいう授業があった。

 テレビでも当時、話題になっていた遺跡から発掘された大豆を育てたらちゃんとできた、とかそういうのに倣って、校長だが教頭がどこかの遺跡なのかなんなのかわからないけど手に入れた(当時は地元の発掘中の遺跡から出てきた種と言ってた)種を植えた。

 と、全然、出ないなぁなんて言ってたら一斉に1ヶ月後ぐらいから、


 朝顔に手が生えてるみたいな気持ち悪い形の花が咲いて「えー、何これ!」ってみんな気味悪がってた。


 そしたらその後、すぐに刈り取られて、なんか「この授業が無かったことに」みたいになった。アレは未だに何が起こったのか見当もつかない。