深夜、人通りの少ない路地を歩くというのは、どことなく不安で恐くなるものである。普通に考えたら、その時間に入る筈のない人がいたりしたら、不思議に思うどころか恐くなってしまうのは当たり前のことである。
ある日、東京23区内のとある狭い路地を、急ぎ足で帰宅していたK氏が、ふと前を見てみると、黒いワンピースを着た小さな少女がぽつんと立っている。
「あれ、なんでこんな時間に女の子がいるんだろう?」不思議に思ったと同時に少し恐いなと思って、K氏は歩みを止めずにそのまま少女の横を通り過ぎようとしたまさにその時、
腕をガッとつかまれて驚いたK氏はその少女を見ると・・・。
なんと黒いワンピースを着ていると思っていたその少女、実は胴体がなかったのである。
つまり両手、両足、そして顔だけの状態でK氏の腕を掴んでいる状態である。「ねえ、私の胴体知らない?」サァ~っと血の気が引いていくのが分かったK氏はその少女の腕を振りほどいて一目散に逃げたことはいうまでもない。
後日、K氏がそのことを友人に話すと、17年程前にその場所の路地近くの公園で小学校低学年の少女がバラバラ死体となって見つかったのだが、両手、両足、顔が見つかっただけで胴体部分だけがいまだに見つかっておらず、現在も探索中であるという。
体の一部が見つからず、死んでも死にきれない少女が、夜な夜な自分の体を捜しに彷徨っているのだろうか・・・。
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