ニコニコ動画でゲーム実況が隆盛してから、
早いものでもう7年以上が経ちます。
その間のゲーム実況界の変遷は目まぐるしく、
例えばテレビ業界でいうところの50年くらいの変遷史を
ゲーム実況界はこの7年で一気に駆け抜けたと言えます。
今回は、これまでのニコニコ動画における
ゲーム実況界の変遷史を私の視点から概観し、
最後にゲーム実況界の未来の展望について考えていることをお話しします。
【2007年 黎明期】
ニコニコ動画におけるゲーム実況文化は
2007年から少しずつ興り始めました。
もともと他のサイトでゲーム実況動画を投稿する文化があり、
それがニコニコ動画にも来たという流れです。
ただ、今「ゲーム実況動画」と聞いて真っ先に連想する形のものが
当初から広く受け入れられたわけではなく、
以下の3つがすべて主流なものとして鼎立していた状況でした。
・字幕実況動画
ゲームの進行に合わせて、主に画面下部に表示させる字幕で
実況を展開するスタイルです。
人間の生声はありません。
・フルボイス実況動画
主にRPGなど、ストーリー性やキャラクター性の強いゲームに対して
キャラクターのセリフをすべて人間の生声であてていくスタイルです。
例外はありますが、基本的にキャラクターのセリフにない言葉を
たくさん喋ることはありません。
・生声リアルタイム実況動画
ゲームの進行に合わせて、なぜか人間の生声を乗せているスタイルです。
その生声は、主にゲームに合わせて思ったことを喋っているものですが
時としてゲームと全く関係のない内容(実況者の近況など)であったりもします。
そんなわけで、今「ゲーム実況動画」と聞いて真っ先に連想する
生声リアルタイム実況動画は、
登場した当初はかなり奇異なものとして存在していました。
その生声リアルタイム実況動画がメジャーなものになるにあたり
大きな足掛かりを作ったのが、ジャック・オ・蘭たんさんです。
蘭たんさんは動画中まったりとした自由なトークを展開し、
ゲームの内容に縛られず「自分を出していく」スタイルを確立しました。
また動画投稿のほか生放送配信なども精力的に行い、
実況者の横のつながり、言わば「実況者ネットワーク」を作り出した始祖のような方です。
※そんな方が7年半後に布団お化けになるとは、この頃いったい誰が予想したでしょうか。
そして、しんすけさん。
この方がいなければその後のゲーム実況の隆盛はなかったでしょう。
トークの多彩さ、企画・演出の面白さもさることながら、
現在では当たり前のように行われている「多人数実況」の礎を作った方です。
そして、ご自身でたくさんの多人数実況を行う傍らで
多人数実況の「功」と「罪」の両面を明言したという点でも、
ゲーム実況史において非常に大きな意義を持つ方です。
※本シリーズの第7章の内容は、
しんすけさんの主義主張の影響を大きく受けているものです。
個人的な趣向もあるとは思いますが、
2015年現在でもしんすけさんを超える実況者は未だに現れていない
というのが私の感覚です。
本格的に活動していた期間はわずか1年あまりだというのに、
現在最前線で活躍している多くの実況者に決定的な影響を与えた
本当に怖ろしくも魅力的な方です。
【2008年 隆盛期】
2008年は、ゲーム実況動画がニコニコ動画内において一気にメジャーになり、
1つのジャンルとしての市民権を得た年でした。
早いものでもう7年以上が経ちます。
その間のゲーム実況界の変遷は目まぐるしく、
例えばテレビ業界でいうところの50年くらいの変遷史を
ゲーム実況界はこの7年で一気に駆け抜けたと言えます。
今回は、これまでのニコニコ動画における
ゲーム実況界の変遷史を私の視点から概観し、
最後にゲーム実況界の未来の展望について考えていることをお話しします。
【2007年 黎明期】
ニコニコ動画におけるゲーム実況文化は
2007年から少しずつ興り始めました。
もともと他のサイトでゲーム実況動画を投稿する文化があり、
それがニコニコ動画にも来たという流れです。
ただ、今「ゲーム実況動画」と聞いて真っ先に連想する形のものが
当初から広く受け入れられたわけではなく、
以下の3つがすべて主流なものとして鼎立していた状況でした。
・字幕実況動画
ゲームの進行に合わせて、主に画面下部に表示させる字幕で
実況を展開するスタイルです。
人間の生声はありません。
・フルボイス実況動画
主にRPGなど、ストーリー性やキャラクター性の強いゲームに対して
キャラクターのセリフをすべて人間の生声であてていくスタイルです。
例外はありますが、基本的にキャラクターのセリフにない言葉を
たくさん喋ることはありません。
・生声リアルタイム実況動画
ゲームの進行に合わせて、なぜか人間の生声を乗せているスタイルです。
その生声は、主にゲームに合わせて思ったことを喋っているものですが
時としてゲームと全く関係のない内容(実況者の近況など)であったりもします。
そんなわけで、今「ゲーム実況動画」と聞いて真っ先に連想する
生声リアルタイム実況動画は、
登場した当初はかなり奇異なものとして存在していました。
その生声リアルタイム実況動画がメジャーなものになるにあたり
大きな足掛かりを作ったのが、ジャック・オ・蘭たんさんです。
蘭たんさんは動画中まったりとした自由なトークを展開し、
ゲームの内容に縛られず「自分を出していく」スタイルを確立しました。
また動画投稿のほか生放送配信なども精力的に行い、
実況者の横のつながり、言わば「実況者ネットワーク」を作り出した始祖のような方です。
※そんな方が7年半後に布団お化けになるとは、この頃いったい誰が予想したでしょうか。
そして、しんすけさん。
この方がいなければその後のゲーム実況の隆盛はなかったでしょう。
トークの多彩さ、企画・演出の面白さもさることながら、
現在では当たり前のように行われている「多人数実況」の礎を作った方です。
そして、ご自身でたくさんの多人数実況を行う傍らで
多人数実況の「功」と「罪」の両面を明言したという点でも、
ゲーム実況史において非常に大きな意義を持つ方です。
※本シリーズの第7章の内容は、
しんすけさんの主義主張の影響を大きく受けているものです。
個人的な趣向もあるとは思いますが、
2015年現在でもしんすけさんを超える実況者は未だに現れていない
というのが私の感覚です。
本格的に活動していた期間はわずか1年あまりだというのに、
現在最前線で活躍している多くの実況者に決定的な影響を与えた
本当に怖ろしくも魅力的な方です。
【2008年 隆盛期】
2008年は、ゲーム実況動画がニコニコ動画内において一気にメジャーになり、
1つのジャンルとしての市民権を得た年でした。
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コメント
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(ID:2942557)
このブロマガ記事が気になってついチャンネル加入してしまいました!
セピアさんは研究に研究を重ねて、今の実況者としての立ち位置にいらっしゃるのですね。
勉強になります^^/