吉本新喜劇の体勢が変わったのも全然知らなかった。驚いた。
辻本さんと内場さんが勇退で現4座長に加えリーダーとして清水さん、吉田さん、諸見里さん、信濃さんが加わるそうだ。
世代交代は寂しいが、面白いなと思った。信濃さんは台本をいい方向へ突き詰めそうだし、諸見里さんも監督的な側面ありそう、清水さん、吉田さん、は共に既に座長であってもおかしくはない実力派だ。
僕がNYにいた1月頭からunited post office serviceの国際便がネットでできなくなってしまった。これは中小企業者にとって大きい。
郵便局でいっぺんにdropできないので窓口で一枚一枚アメリカ人の郵便局員にdecralation formを書き直してもらわねばならず、ものすごく時間がかかる。
なので日本に行く前の1月頭には、パッケージを全て完成させ、マネージャーであるKayさんに伝言を残し、その郵便局窓口作業をお願いして、それがやっと2月の頭に完了した。
本日午前、久しぶりにCDの配送に郵便局に行ったら、窓口業務の女の子(アフロアメリカンのこ)に聞いてみた。「いつ復旧するの?」って。そうしたら答えは「まだわからない」そう言うことらしい。
そうならそうで、やるしかない。
アメリカという国はどっかおかしい。グラミーが開催されていた日の翌日、会社としての機能が窓口で働かないシステムのアメリカ社会の現実に四苦八苦している自分がいる。
でもBoys Mature Slowでやってた以来の、全て手書きで、1枚につき30分かけるという配送の手順は改めて新鮮であり、原点を思い起こさせてくれる何かがあった。何よりも「暖かい」!
日本にいたのに、、、
やれなかったことがいっぱいある。吉野家へ行けなかった。友達とあまり会えなかった。演劇やパフォーマンスを全く見れなかった。すき焼き、しゃぶしゃぶを食べれなかった。東京タワーにも通天閣にも行けなかった。
でもやれたこともいっぱいある。天ぷらを食べて、すき家に行って、日本独特の焼肉(すごく丁寧なコリアン料理、アメリカじゃありえない)にも行った。ホカロンを買ってめぐリズムを買って、背中や腕を温めて、プールに通い体のバランスを整え、終わった後の耳の水抜きは黒い綿棒で掃除した。
アメリカじゃしてる人を見かけないマスクもインフル防止でやったし(アメリカじゃどうしてでしょう?おそらくマスクをしてるとテロリストに間違えられるから?っていうのは僕の勝手な見解なのだけれども、、、)チキン弁当も食べたし、塩煎餅も、コンビニのおでんも食した。
ぴはお留守番を頑張ってやってくれてた。久しぶりに会うとお互いにくすぐったいような嬉しいような、ぴがいつもくっついて寝ている。
日本じゃいろんなことがオリンピックへそしてその先へ向かって動いている気配を感じた。目標があってそれに向かっている緊張感と期待感を感じた。
35周年アニバーサリーはまだまだ続く。5月のトリオツアーの会員受付が始まったそうだ。このためのジャレットとマットのトリオリハは来週始まる。今月はNYアップステーツ、シアトルへコンサートをやりに行く。
吉本新喜劇を見習って僕も恐る恐るその先へ向かって進もう。どんどん変わっていかなきゃ苔むしちゃうもの。by 寿司ドッグ (笑)
写真・文 大江千里 (c)Senri Oe,PND Records 2019