ブルックリンでジャズを耕す

Okashina Day

2018/09/23 18:53 投稿

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今日は午前中に「千里叔父さんの冒険、後半」脱稿し予約してあったカイロに向かった。昔こんなことがあった。「あ、カイロだと現地のジャズフェスのプロデユーサーを紹介しますね。えっと」って真面目にメールをくれた東京ジャズのプロデユーサー八島さん。「あ、カイロ違いか?」って後でわかり大笑い。今日のもエジプトではなくてカイロプラクテイック。施術まで少し時間があったのでぴの移動用のバッグの中敷を買いにペットショップへ。なんとそこで可愛らしいバッグを見つけてしまい購入する。

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全ては良い方向へ向かういい日のはずであった。なのに不思議な星めぐりの日だった。生の羽を回したまま扇風機を手に持ったアフロアメリカンの女の子に僕のお尻が当たったらしく「Fu〇〇You!」と言われたり、その後も彼女はまだ14、15の年端もいかない女の子なはずなのにアジア人に対する侮蔑の言葉を吐き続けていた。今度は駅を出て歩いているとまたもやアフロアメリカンの男の子にションベンをかけられそうになる。かと思うと中国人に押されてホームから落ちそうになる。彼らは日本人とみるとなぜこうして虐待しようとするのか?世の中の動きがなんだか変だった。動けば動くほどよくない方向へ向かっているような。帰り道もなにやらぶっ飛んだ(コケインなのか麻薬なのかはわからないが)13、4くらいのB&Gが舗道を塞いで行き交う人たちにいちゃもんをつけていた。本気でこれはやばいと思った。するとちょうどそこへ見張りのコップが。空を見上げると靄がかった雲が変な形に連なって妙な模様だった。

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Okashina Dayだなと思い、家へそそくさ戻る。バッグを床に置くと早速ぴが「あたちのバッグだ。」って入るなり出てこない。よっぽどお気に入りになったらしく中で丸まって寝息を立てる。エジプトではない方のカイロの成果もあり体は今夜快調なので晩御飯を作りクラシックピアノの練習をしジャズの一連の練習を終えて腕にスミルスチック(炎症を抑える軟膏)をヌリヌリ。なんかnoteで長いものを書けないものか?そう思い手当たり次第クリックしているとこんな場所があることを知る。

どうだろう?この長さ。昔あったブログみたいで面白いかな?明日もう一日ブルックリンで練習やメンテをやったあとパッキングして2泊3日でカリフォルニアにPRだ。なんとトミジャズの朝にレッドアイ(夜遅く出て朝早く到着すること)でNYに戻る予定。「日本は秋分の日だよ」日本の友達がラインをくれた。「秋分の日」懐かしい響きの日本語だ。随分そんな気分を味わうこともなく別の全くテーストの違う秋を過ごしてきた。今夜は日本のご飯を食べたくてポークの生姜焼きとゴーヤ、味噌汁、メカブというメニューにした。

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秋分の日をきっかけにきっとOkashina Dayはいい意味の可笑しな星めぐりになるだろう。さっきもう一回散歩で外に出ると辺りは気づくとジャケットが必要なくらい涼しかった。月が満ちる。秋だ。

文・写真 大江千里



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