神様への書留郵便。
眼に映る景色の色合いや質感はおそらく自分の心の写し絵だと思う
そして大事なのはその絵のフレームの外にある
壮大な景色のひろがりには
必ず大きな意味があるということだ
神様は時々バカだから
時々とんでもないミスを犯すから
ちゃんと注意深くなどものごとをみてはいないから
とりたてて注意を払ってなどいないのだから
たとえどんなにくるしくても
起こったことの全部をシリアスに捉えちゃいけない
きみが思うほど
こういっちゃなんだが
いま神様はきみのことを考えてはいない
少なくともそんな存在ではなかったはずだ
いま、、届けます あなたのいる場所へと
ぼくらは書留郵便で出さなきゃいけないんです
この空の青が、夕焼けの黄金色が、ススキの銀色が、
なにかとてつもない大きな絵を心に映していることを
黙々と耐えるあなたの横顔が、人に重んじるあなたの素敵さが、
家族を愛し、隣人を救い、文句の一つ言わず、
かけがえのない唯一の守られなければならないものを失い、
それでもやってくる朝に目覚める勇気を持ち立ち上がる
あなたのことを
あなたのことを
ぼくには伝える義務がある
あなたがその人たちを守る義務を負っている
のと同じように
ぼくはいますぐ出す
この短く書きなぐりでもいい
この書留郵便を
あなたに
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