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グラゼニプロ野球球団 神宮スパイダースに所属する左利きの中継ぎ、 サイドスロー投手の凡田夏之介(26歳 独身)は、 高卒プロ入り8年目で年俸1800万円。 決して“一流投手”とは言えない待遇の選手である。 “30越えたらあと何年できるか分からない” “引退してコーチや解説者になれる人はほんの一握り” “引退後は年収100万円台の生活に陥ってしまう人もいる” “プロ野球選手は現役のうちに稼がなければならない!” そんな厳しい現実を見据えながらも凡田はあるフレーズを 繰り返していた。 「グラウンドには銭が埋まっている」 凡田は今日もマウンドに上がる。 そう、「グラゼニ」を夢見て!
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忘却バッテリー中学球界で名を馳せた完全無欠の剛腕投手・清峰葉流火、切れ者捕手の“智将”・要圭の怪物バッテリー。全国の強豪校からスカウトを受けていた彼らが進学したのは何故か野球無名校の東京都立小手指高校だった。さらに圭は記憶喪失で野球に関する知識も失っていた。 そしてかつて彼らに敗れ散り野球から遠ざかっていた天才たちも、偶然同じ高校に入学しており…。 巡り合い、再び動き出す 彼らの高校野球ストーリーが いま始まる―!
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舞台 おおきく振りかぶって祖父の経営する中高一貫校の中等部から県立西浦高校に進学した三橋廉。 中学時代は野球部のエース投手であったが、チームメイトから「ヒイキでエースをやらせてもらっている」とうとまれ続けたため、極端に弱気で卑屈な性格になってしまった。 暗い思い出をぬぐいきれないまま、野球への未練と共に放課後の野球グラウンドを眺めていると、新設されたばかりの硬式野球部の女性監督 百枝まりあから強引に入部させられてしまう。 部員はわずか10人、全員1年生の中で、はからずともエースを任される三橋。 三橋の秘めた力をいち早く見抜いた捕手 阿部隆也との出会い、あらたなチームメイトに支えられながら、エース三橋、そして西浦高校野球部の挑戦が始まる…。
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巨人の星星飛雄馬は、幼い頃から父・一徹により野球の英才教育を受けて育った。父が果たせなかった夢、巨 人軍の明星となるために……。青雲高校に入学した飛雄馬は、親友・伴宙太とバッテリーを組豪速球 投手として甲子園大会に出場する。ライバル花形満、左門豊作との死闘。そして夢かなって巨人軍に 入団した後も、彼らとの戦いはプロ野球界に舞台を移して続いてゆく。飛雄馬は、魔球・大リーグボ ールを開発・駆使して、数々の試合にのぞむ。