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MASKMEN2017年秋、とある日お笑いライブが行われた。主催はサンドウィッチマンや永野ら人気芸人が所属するグレープカンパニー。 その中にひときわ異彩を放つ芸人がいた…。その芸人の名前は人に印と書いて「人印(ピットイン)」。突如デビューを果たした新人芸人である。 実は人印をプロデュースした芸人がいる―――その芸人の名は…野性爆弾のくっきー。 なぜマスクをかぶった芸人をプロデュースするに至ったのか、くっきーが語るその理由とは一体!?
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刀使ノ巫女古来、人の世を脅かしてきた異形の存在・荒魂を御刀によって祓う神薙ぎの巫女。 制服に帯刀が主な出で立ちの彼女たちは、刀使(とじ)と呼ばれる。 正式には警察組織に属する特別祭祀機動隊。 御刀の所持を公認された超法規的な国家公務員でありながら、 そのほとんどは全国に五ヶ所存在する中高一貫の訓練学校に通う女子生徒たちである。 ごく普通の学園生活をおくる彼女たちだが、ひとたび職務となれば、 御刀を手にし、様々な超常の力を発揮して人々を守って戦う。 この春。 全国五校から選りすぐりの刀使たちが集い、各々の技を競う恒例の大会が催されようとしていた。 大会に向け、多くの刀使たちが修練に励む中、ひときわ強い思いを秘め、ひとり技を磨く少女がいた。 彼女が構えた御刀の切っ先が向くその先は―。
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宝石の国これは、成長の物語 宝石たちの中で最年少のフォスフォフィライトは、硬度三半とひときわ脆く、靭性も弱くて戦闘に向かない。 また、他の仕事の適性もない。そのくせ口だけは一丁前という、まさに正真正銘の落ちこぼれだった。 そんなフォスに、三百歳を目前にしてやっと初めての仕事が与えられる。 それは、博物誌編纂という仕事。地味な仕事に不満なフォスだったが、彼はその目で世界を見、様々なことを経験する中で、しだいに大きなうねりに飲み込まれてゆく。 そしてついに、彼は望まぬかたちで、欲しかった“強さ”を手にするのだが。