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げんしけん「覚悟」を決めた笹原の明日はどっちだ!? 笹原完士は大学入学を機にそれまで秘めていた「漫 画・アニメ・ゲーム」への思いを分かち合えるサークルへ入ることを決意した新入生。見学で訪れた 「現代視覚文化研究会」=「現視研(げんしけん)」の2年生・斑目の策略により根拠のないプライ ドを崩された笹原だったが、未だ自分がオタクであることを認められないでいた。しかし、同人ショ ップや即売会など、そのモデル並のルックスに反比例したオタク・高坂、そして斑目たち「現視研」 のメンバーと行動をともにしていくなかで、ココロを解放していった笹原はこの道に進む覚悟!を決 めていく。高坂にベタ惚れな(非オタク)春日部咲やコスプレイヤー・大野など様々な人間も加わっ て、今日も「現視研」を舞台にした笹原のオタクライフはゆるりと流れるのであった。
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げんしけん2笹原が会長に就任し、オタク嫌いなオタク女・荻上を迎えながらも、相変わらず、ゆるやかな日々を 過ごす現視研の面々。そんな現視研に転機が訪れる。笹原が会長就任の際に公約し応募した、コミフ ェスのサークル参加。そのコミフェス当選通知が届くのであった。興奮さめやまぬまま部室に出向く といつのまにやら編集会議らしきものがスタートし、なんやかんやと話し合いが進められる。“自分 たちだけで同人誌を作る”だが、一ヶ月後、印刷場への入稿締め切り三日前。現視研部室では『緊急 コミフェス対策原稿ほとんどできてねぇよ会議』が始まろうとしていた・・・。現視研によるサーク ル参加、同人誌づくり。そのなかで繰りひろげられる人間模様&恋模様。荻上のライバル薮崎や大野 の留学先の友人“スー&アンジェラ”も加わり、ゆるやかなオタクライフから、新たな世界に踏み込 んでいく“げんしけん”。はたして、その先にあるものとは!?
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ヨルムンガンド PERFECT ORDERすべては“世界平和”のために―。 世界的な海運王を父に持ち、HCLIヨーロッパ・アフリカ兵器運搬部門に所属し、 世界の紛争地域でビジネスを展開する武器商人ココ・ヘクマティアル。 彼女は、私兵であるヨナ、レーム、バルメ、ワイリ、アール、マオ、ウゴ、ルツ、トージョの9人とともに、 タフな交渉や激しい戦闘を切り抜けながら、ある計画の準備を進めていた。 それは、天才科学者である天田南博士の協力の元、“世界平和”を実現する計画。 動向を察知したCIAの包囲網の中、 世界の敵でもあり味方でもあるという矛盾をはらむ職業・武器商人の手に、世界の命運が委ねられようとしていた。 これは終わりの始まりなのか……それとも。 そして、ココと私兵のメンバーたちは、自らの過去と対峙しながらそれぞれの戦いを続けていく―。 衝撃の『ヨルムンガンド』完結編、いよいよ状況開始!
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FLAG20XX年、アジアの小国で勃発した内戦は、国 連軍の介入をもってしても拡大し、泥沼化し ていたが、戦地で偶然撮影された一枚の写真 によって、和平への動きが一気に加速した。 それはフラッグの写真――敵同士であるはずの 兵士が戦闘中に互いに協力して聖地に旗を掲 げる姿――だった。 フラッグは平和の象徴となった。 しかし停戦まであと一歩のところで、妨害を 謀る武装勢力過激派にフラッグは奪われてし まった。 国連は極秘裏にフラッグを奪還すべく、 SDC(Special Development Command)" シーダック"の投入を決め、 さらにその活動の全てを記録するためカメラ マンの帯同を命じた。 この任を依頼されたのは、白州冴子。彼女こ そ、ことの発端であるフラッグの写真を撮っ た本人であった。 最新の強化装甲服HAVWC(High Agility Versatile Weapon Carrier)"ハーヴィック" を装備し、 容易な作戦と考えていた部隊は、予想もしな い反撃に遭い、苦戦を強いられる。 相手はただの武装勢力ではないのか? 部隊に同行する白州のカメラは、戦いの底に 隠された真実に迫っていく─。