3万年前の航海プロジェクト
―日本人はどこから来たのか?―
祖先たちのすごい過去を解き明かすべく、国立科学博物館(科博)の新しいプロジェクトが始動しました。
「日本人のルーツ」という大きな謎。これまでに蓄積されてきた膨大な遺跡データから、新たに見えてきたことがあります。5~3万年前に起こった、アフリカから日本列島までの祖先たち(ホモ・サピエンス)の大移動。そこには専門家もこれまで認識できていなかった、すごい過去があったことがわかってきました。
それは人類が海を越えて島に進出しはじめた最古段階の重要な証拠が、この日本列島にあったということ。最初の日本列島人は3万8000年前頃に対馬の海を渡って来ました。つまり日本人は最初から航海者だったのです!
そして近年、沖縄の遺跡調査が進んだことから、琉球列島には「3万年前のハイレベルな航海」があったことがわかってきました。当時の台湾はアジア大陸と陸続きでしたが、祖先たちはそこからなんらかの舟を出し、100 km 以上先の見えない琉球列島へ向かう航海に出たのです。それはおそらく、世界最大の海流である黒潮越えを要する、たいへん困難な航海であったはず。
今回私たちは、この祖先たちの大航海を学術的に再現実験したいと計画しています。そしてこのプロジェクトを実現すべく、クラウドファンディングでの資金調達を実施しています。地域貢献・国際交流にもつながるこのプロジェクト実現のために、是非皆様の力をお貸しください!
クラウドファンディング「READY FOR?」3万年前の航海 徹底再現プロジェクト
https://readyfor.jp/projects/koukai
現在、目標金額2,000万円中、80%以上(支援者数500名以上)のご支援をいただいています。しかし、4月12日(火)までに目標金額を達成しないと、このご支援は0円になってしまいます。ぜひ皆様のご支援をお願いします。古代人が挑戦した海を渡る冒険へ、一緒に漕ぎ出しましょう!