ディバインゲート
聖なる扉「ディバインゲート」が開かれたことにより、<常界><天界><魔界>3つの世界が交わり、
欲望や争いの交錯する混沌が訪れた時代。秩序回復のために支配層は「世界評議会」を結成。
統制されたかりそめの平穏のもとで、「ディバインゲート」は誰もその実体を知らぬ都市伝説と化した。
そのなかで世界評議会のもとに集う「適合者」と呼ばれる少年少女たち。ディバンゲートを認識し、
「扉」に自らがたどり着くことを信じる者たちである。敬愛する父の死に疑いを持ち再会を信じるアカネ、
凄惨な過去のため人と距離をおくアオト、過去と向き合い真実を知りたいミドリ。
彼らは、それぞれが心に抱える傷と向き合いながら「扉」を目指す。
ディバインゲートにたどり着いた者は、世界を「リメイク」しその望みをかなえることができるという。
その扉の先には何があるのか。扉にたどり着いたとき、世界は変わるのか。変わるのは、自らの抱える過去なのか、それとも未来なのか。
少年たちはすべてを知るために歩み出す――。